先週観た映画、Mamma Mia。
この歌が流れて字幕を読んだ途端、映画も時も止まったような気がした。
今の自分の心境に、あまりにもぴったりなので。
聴きたい方はこちらへ⇒
Slipping through my fingers(youtubeへリンクしてます)
映画の中での訳詞がとても良かった。
検索してもその訳詞が見つからないので、記憶を辿って意訳してみます。
通学カバンを手に あの子が朝早く家を出ていく
無邪気な笑顔で手を振って。
出て行く彼女を眺めていると いつもの悲しみが込み上げてきて
私はしばらく立ち上がることができない。
永遠にあの子を失ってしまう気がして。
あの子の世界に入ることは出来なくても
一緒に笑いあえると いつだってとても嬉しい。
楽しくて可愛い、あの子。
私の指の間をすりぬけていく…
つかもうとしても
私の指の間をすりぬけていく…
あの子の考えていることを 私は本当にわかっているかしら。
それがようやく分かりそうだと思うたび あの子はもっと成長している。
私の指の間をすりぬけていく…
眠い目をして、朝食のテーブルにつく私とあの子。
私は、貴重なひと時を 無駄にしてしまっている。
そうしてあの子は いつもの憂鬱なムードの入り込み
私は罪の意識を感じるの。
すばらしい時間のはずなのに、いったい何が起きたのか…
二人で一緒に行こうと思っていた場所、
行った場所もあるけど、ほとんどは行かなかった。
なぜだか わからないけど。
私の指の間をすりぬけていく…
つかもうとしても いつも
私の指の間をすりぬけていく…
あの子の考えていることを 私は本当にわかっているかしら。
それがようやく分かりそうだと思うたび あの子はもっと成長している。
私の指の間をすりぬけていく… いつも
つかもうとするたびに
私の指の間をすりぬけていく その感覚。
時々思う、写真の時を止めることが出来たらと。
私の指の間をすりぬけていく 愛おしい時間。