◆違いを打ち出す
前原氏はことある毎に小泉さんから「大事な部分での考え方は似たようなもんだから まあ、あまり反対などせずに協力して進めていきましょう・・・」と声をかけられているシーンがあった。なんだか前原さんは毎度反論もしないし、それどころか小泉さんに認められてると思っているかのような表情にさえ見えたこともあったがあれは小泉さんの上手さにのせられてるというか、上手いこと亜流でしかないとバカにされてるような感じだった。その点、今日の民主党の党首投票前に行われた小沢さんの話にはかなりすっきりさせてくれるものがあった。(TV中継)小沢さんは自民党との違いをしっかり印象づけるような話をしっかりしてた。個人的には好きでは無いがしっかりした指針の示し方と、政権交代の必要を感じさせるような話しぶりはさすがだった。そうそう。政権を自民にとって変わろうと本気で思うのなら違いを打ち出さないと駄目なんだ。テクニックやポーズではなくて本音で打ち出せないと。似たような存在なら自民で良いじゃんってなる。しかもメール事件では組織のばらばらさを露呈してしまったし似たような考えなら民主より自民でいいじゃんって思うような状況に成り下がっていた。 これって政治だけではなく、事業だってそう。 NO.1と殆ど同じなら、NO.2なんか選ばないって状況がある。 売れ行きや世間の総数ではNO.2であっても どれだけの人のNO.1に指名されるか、そこが勝負。 一度に複数選ばない小選挙区のような勝負では 全ての人のNO.2に選ばれたって完敗だ。NO.2がNO.1に取って代わるには支持者がNO.2ではなくNO.1に選ぶ理由を感じないと無理。