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カテゴリ:ケセラセラな日々
今回の義母の葬儀では 長男であるダンナが喪主となった。 義母が息を引き取るのを見守った瞬間から 葬儀はいつ、どこで、どれくらいの規模 で行うのかに始まり 誰と誰に連絡をするか 通夜や告別式の料理は何人前用意するか 焼香の順序はどうするか 遺影に決めた写真の背景選びから 続々と届く弔電の振り分けに至るまで 決めなければならないことが山ほどあり 葬儀社の担当者から 「喪主様!これはどうなさいますか?」 と追いかけまわされ ゆっくりと悲しんでいる暇などない。 がしかし 2年前の義父の葬儀で ある程度の要領はわかっていたので 義弟と手分けをして ある程度スムーズに進めることができ 九州から駆けつける親戚一同の 空港への迎えのためのレンタカー手配や 宿泊のためのホテルの手配などは 大学院生の姪っ子が iPadをスイスイと操作して完了。 香典の管理と集計は4人の孫たちの担当で 全員大学生以上なだけに テキパキと手際よく終わらせてくれた。 チームワーク抜群な遺族 そうそう、今回ひとつ困ったのが 葬儀社に受付スタッフを頼めなかったこと。 自分たちで手配しなければならないのだが ワタシたちが住んでいる地域での葬儀なら 職場の仲間やご近所の友人に頼むことができても 遠く離れた土地で依頼するとなると そう簡単に見つかるものではない。 義父の葬儀のときと違って 一般参列者が少ないだろうから 孫たちが受付に立てば事足りるのだが 焼香が始まったときに 受付に誰もいなくなるのはマズイ。 で ふと思いついたのが 次男ポチの高校の同級生で 大阪の大学に進学した H君 (↑H君が主役の過去記事) 彼にお願いできないか聞いてもらうと 急な依頼にも関わらず快く引き受けてくれ 授業が終わった後すぐに駆けつけてくれた。 持つべきモノはトモダチやね 義母は未明に息を引き取ったので その翌日が通夜というコトになったのだが 明日が告別式という通夜の晩 ケセラセラ一家四人は 葬儀会場の小さな親族控室に宿泊ことになり ほんとうに何年ぶりかで ひとつの部屋に布団を並べて敷いた。 ちょっとウキウキなオカン ( ̄v ̄) 丸2日間、様々な手配に追われ 真面目で律儀なダンナは 相当いろいろなコトに気を遣ったのだろう。 横になったとたんにイビキをかきはじめ 長男チロとワタシはその隣で 布団の上に座って音楽の話をしていた。 しばらくして 寝ていたはずのダンナが突然 ガバっと上半身を起こして 何かを探すようにあたりを見回した。 シャワーを浴び終えたポチもビックリして 「おとうさん、どうしたの?」 「まわりを見まわしてんねん」 いや、それは見たらわかるけどさ 「なにか心配なことでもあるの?」 とたずねると 「状況把握!」 と叫んで そのままバタンと横になり 何事もなかったように寝息を立てた。 喪主様 おつかれ もちろん翌朝、ダンナはこのデキゴトをまったく覚えていなかった。 元警察官だった義父がダンナの身体に乗り移ったのかと思った。 ←クリックの前に状況把握! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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