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笑う気功 いつでもどこでも役立つ気功

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2008.05.11
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カテゴリ:ほほえみ通信 
親子の場合、まず親から子へ色々なお世話を通して与えています。

そして子が成長して親の力が衰えてきた時期には、逆に子から親へ与えていくようになるでしょう。

ところが自然界の動きを観察すると「親から子への一方通行のみ」だと気づくのです。

たとえば「太陽光線」は太陽からの一方通行で、誰も「太陽に熱を返さないと」と心配したり考えたりしません。
植物もそうです。花が咲いて実がなって種となる、その方向でしかあり得ません。

では動物はどうでしょうか?

子からのお返しを心待ちにしている動物たちがあるでしょうか? いないと思います。

ところが人は子が成長して、いずれは親自身の面倒を見てくれるものとして頼りにしているケースがあります。

親からの見返りを期待された子は、どうなるでしょうか。

本来、自分の親だけでなく広く社会全体に還元していく能力・仕事が、自分の親に向かって多大に放出されてしまいます。

こんなことは社会全体のエネルギーの逆行で、社会全体の成長・発展を遅らせることになりかねません。

親の立場になった人は「全く見返りを求めずに我が子の世話をする」ことに徹していくことが、将来の自分の生活が安定することを、意識するのが大切だと思います。

また「気功」の見方でも「気の流れは一方的」なのです。

気は個人の体や精神を通して大きく循環していますが、一人の動きは一方通行になっています。

下腹部の中心に一人の気の中心が有り、そこから手足に向かって気が流れていきます。

外へ放出した気が、それ以上の勢いを持って外部から「天の気・地の気」となって人に入ってきます。

入ってきた気と元々人の中にあった気を融合して、より大きく、精密な気と練っていく。それが鍛錬であり練功とよばれる動作・中味となっていきます。

この気のことは「学習による知識の習得」とよく似ています。
書物や先生から習った新しい知識や知恵を、自分のそれまでの知識や知恵と融合させて新しい知識や知恵として使い、次代に引き継いでいく。

与えるのは余裕があるからだと、これまでは思っていましたが「与えるのが自然本来の状態である」ことが今確信できました。





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最終更新日  2008.05.11 20:15:23
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