笑います
おへそを大きく上下させるような腹式呼吸をしてみましょう、笑いが誘発されて何故かしら可笑しく笑ってしまいます。
口元を上げましょう、すると自然と眉や目元も下がってきます。慧目(けいもく)と呼ばれる眉間より指 2 本ほど上の箇所も開いてくるでしょう。
展慧目(てんけいもく)と言いますが、ここが開いてくると会陰にあるツボ(チャクラ)もゆるみ上半身がゆったりとしてきます。基本の立ち方両足をおよそ肩幅に開き、脚の付け根(そけいぶ)と膝裏の筋を緩めます。
上半身が不安定になる程度に緩めましょう、深くしゃがみ込まないようにします。
この姿勢で脇の下、肘、手首、指先も力を抜いて、頭は天井から糸でつり下がっているかのようにまっすぐに立てます。
腹式呼吸のコツ
基本的には「下腹部を膨らませて息を鼻から、強く短く吸い込み一瞬息
を止めます。
下腹部を凹ませてから息を口からゆっくり長くはき出し、出し終わったら一瞬息を止めます」
最初は 3 回ほどにして一日に 2 回ほどの練習で終えます。やりすぎないように注意しましょう。
逆式腹式呼吸は「鼻から長く、息を吸いながら下腹部を凹ませます。
口から強く息を吐きながら下腹部を膨らませます。
これは一種のショック療法で「気が上がっているとき、のぼせているとき」に使います。
たびたびやる必要はありませんが、いざというときのために忘れないよ
うに練習をしておきましょう。
呼吸法の練習は最初だけ「鼻から吸って口から吐く」のです、体が慣れ
てきたら「鼻呼吸」にしても大丈夫です。
日常生活でも「集中したいとき」「気合いを入れたいとき」「全身の力
を使いたいとき」に腹式呼吸を意識してやってみるといいでしょう。
手の動作と呼吸の関係について
手が体の中心に向かって動くときには息を吸います。
体の中心から離れていくときは息を吐きます。
これは数回意識して練習したら、すぐに体得できます。
呼吸を意識して、深く長く大きく使う練習をしていると、いつの間にか「呼吸数が減り、呼吸が楽になり、体も動きやすくなっている」ことでしょう。
肺の動きが柔軟になり、肺活量も増えて心臓への負担も少なくなり、胃
腸も活発になり食欲も増進してきます。
すると血行もリンパの流れも良くなって肌つやが出て来ます。
歩き方
歩くときも、楽に簡単に歩ける方法を知っていると体への負担が減り、膝、腰も疲れにくくなります。コツは下半身を左右分離することです。
右足と左足に交互に体重移動していくこと。
つま先ではなくて、脚の後ろ側アキレス腱を伸ばして、踵で地面を押し
つけるように歩きます。
すると背中が伸びて姿勢も良くなり、歩き姿勢もすらっとなります。
腰や腕に力を入れずに脚の力で歩きます。
安全なところで後ろ歩きもしてみましょう。意外とすっきりしますよ。
背中が主人公になった気分で歩くのがポイントです。
歩いたら、太ももやふくらはぎが疲れるのは当然。
歩くだけで肩や腰が疲れるのは、間違った歩き方をしているからです。