☆リバース 魂の戻る場所☆
笑店を始めたばかりの頃, こちらの日記にF1レーサーで、衝突事故により全身大やけどを覆った太田哲也さんの事を書きました。 今日は、同じ下記の本から、一節ご紹介したいと思います。 【中古】エッセイ・随筆 ≪エッセイ・随筆≫ リバース 魂の戻る場所 絶望していた時期に 僕の心の支えになったのは、偉い人の話ではなかった。厳しい状況の中で 悲しみを抱えながらもなんとかやっている人たちの「姿」に励まされた。・・・きっと僕がそうであったように、ある種の感覚の鋭さを持っているのだろう。嘘や自慢を敏感に見破るだろう。オマエは 本当にこのとき、「よし、頑張ろう」なんて力強く思えたのか?一字一句チェックした。 わたしも、彼と同じでした。術後しばらくの間は、闘病記などの体験談しか心に入ってきませんでした。その後、筍沢温泉へ湯治へ行き、温泉の水を飲み始めた頃からやっと大建中湯で、おなかの張りも少しずつコントロールできるようになり、その頃からでしょうか。スピ系の本とかも、okになってきたのは。 もちろん心の旅路は、人それぞれで例えば信仰のある方などは、また違うかも知れません。普段はなんとも思わないことが、体や心が傷で敏感になってるが故に大きく思えたりすることもあると思いますが、一方で太田さんの仰るとおり真実に対する目が、自然と厳しくなるのも確かです。 今、この時期に その真実を語っておられるなぁと わたしが感じたお話の一つbuiscuitさんの日記、 アレクセイと泉。 チェルノブイリで汚染された地域で、唯一放射能が検出されなかった泉があると 初めて知り、感激しました(わたしのことだから、忘れていたのかも。 そこに住み続けたおばあちゃん達の事は覚えてました) そして、アマゾンの森林保護活動をされている、南研子さんの著書「アマゾンからの伝言」に森の悲しみが ヒタヒタと伝わり 泪がとめども無く流れ 怒りも噴出してくるが、その原因をたどっていくと 最終的には 己にたどり着く。 無力な自分が今後 この現状を見た責任の中で どう行動していったらいいか、と、書いてあったことも思い出しました。 全ては、自分の鏡ーと言うけれど、今回の事は そう受け止めるのに心の真ん中が、痛いです。あまりにも犠牲者が多すぎて。。。もちろんそれは、一人でも同じことですが。 翻訳者のくみさん も、ご自身のブログで こう書かれています。人がひとつになるような「何か」それがこんな厳しい経験である必要はない!と言いたいところですが、こうして、一瞬で、お互いの関係がわずかな事だったと思えてくるほどのある「こと」が、本当に乗り越えられるのを目にします。昨日まで、お互いに譲れなかったことが、完全に棚上げされるようなこと。 人との関係だけじゃなく、前に踏み出すための 大きな一歩とかも そうかも。。。わたしも、ギア大きく入った感じがしてます。 前々から、大きな変化への前兆は ありました。昨年の大晦日、人生で初めて 妹の旦那さんもいたのに人前で、くつ下を(片方だけですが) うらがえっちょに履いていたのです。。。(爆)気づいたのは、皆帰ってから。。。あー、新しいステージに入ったのだなと、思いました。 自分の担当は、森羅万象分の一。自分の分だけ、be responsible。今回は、とても重い一つに感じるけれどその尊い命の重さが、いつかわたしの強さになってくれることを信じて。。。 とりあえず、今の自分の出来ることからーどんな時も、靴下をちゃんと履けるぐらい落ち着いて 行動できますように!(地震の時、ストーブ消し忘れて 外へ出てしまったので。。。母もですが。(-_-;) )