『官僚がバカになったから日本は「没落」したのか』
<読書記録>2月3日(日)『官僚がバカになったから日本は「没落」したのか』:原山擁平(双葉新書)何かとバッシングされている官僚。公僕としてのあり方、また、公僕とは何かを考えさせられた。さらに、デフレのもとでは、官僚バッシングが行われる傾向にある。そして、フロムが指摘した、自由からの逃走の特徴も見え隠れする、と指摘している。つまり、孤独感や無力感にさいなまれた民衆は、ファシズムに向かった。そして、ポピュリズムが蔓延し、個人攻撃が激化しているというものだ。官僚は国家のグランドデザインをすることが難しい、むしろ、そうしたものを作るのが政治家である。優秀な政治家を輩出できるよう、有権者も政治に無関心でいてはならない。