華岡紬が選ぶ、夏休みの10冊
大学時代に920冊の本を読んで、それ以降ずっと読書メモを残してる・・・・とは何度か書いた。後輩のambivalentXXXちゃんからは「その本のリストが欲しいです!!」なんて言われたこともあったが・・・自分としてもこのメモはいい財産だと思っている。さて・・・ふと思い出したのだけど、社会人になってはじめての夏。銀行員の卵の我々は、研修の合間をぬって、比較的暇な8月に休暇を取るように推奨されていた。そして、独身寮で仲のよかったFちゃんと当然のごとく休暇は重なった。Fちゃんが「華岡が夏休みにすすめる本10冊のリストを作って」と言った。そのときも、わたしはメモをみながら色々考えたのだった。夏の出版社の文庫本キャンペーンの「ナツ○チ」とか「YON○A?」のようなイメージだったな。あのときどんな10冊を選んだかは忘れたけれど、今挙げるとすると・・・こんな感じかなあ。・『冬の旅』立原正秋・『用心棒日月抄』藤沢周平・『悪魔が来りて笛を吹く』横溝正史・『沈まぬ太陽』山崎豊子・『李歐』高村薫・『ベルリン飛行指令』『ストックホルムの密使』『エトロフ発緊急電』 佐々木譲・『プラハの春』『ベルリンの秋』春江一也・『赤い妖虫』『悪魔人形』江戸川乱歩・『ここに地終わり 海始まる』 宮本輝あと漫画なんだけど・『アドルフに告ぐ』手塚治虫10冊でおさまりきらないけど、ざっと思いついただけでもこれだけある。(このブログで感想を書いたことがあるものも多いな・・・)夏休みはさらりと読めるものでなく、がっつりと読み応えのあるような面白いものがいいなーと思う。それが選んだ基準。『深夜特急』もすごくいいけど、旅に出たくなるので家で読むのはつらい。香港とかインドとかトルコとかを旅してるときに読むと、臨場感が出ていいと思う。(わたしはイスタンブールで読んだ)読書は手軽で楽しくて安上がりだけど知的な娯楽だと思うので、何はなくても、本がないとね!!