『サロメ オーケストラ版』
倉知さんご出演の舞台を観に行った。この日までとっても楽しみだった。はからずも引越しスケジュールの都合で初日とあいなり、馴染みの花屋さんに配達をお願いしてから会場へ。舞台の感想は、観た後に妹とこんこんと話し合ったので妹のブログに私の言いたいことのほとんどが書かれているので割愛するが・・・・強調したい点は以下の通り。☆倉知さんは古典が似合う予想通りというか、予想以上に古典がお似合いだと感じた。舞台のしかも古典という相当の大風呂敷の上で観る倉知さんの演技は(・∀・)イイ!!落ち着いた声と物腰のせいだろうか?☆巫女舞(?)みたいな舞は(・∀・)イイ!!サロメたちの舞はこの舞台の目玉の一つだったが、これが日本の古典的な舞のようで、とっても楽しめた。舞台のダンスといえば・・・・90年代の某小劇場ブーム以来よくある「基本のないダンス」には個人的に食傷気味だったので、かえって新鮮で美しく感じた。☆サロメの残酷さサロメのイメージとしては、古典であるので人によって色々な解釈があると思う。今回のサロメも生臭いぐらいの感じがしてよかったけれど、少女が無邪気であるがゆえの残酷さみたいな部分が強調された方が、バレリーナのような印象の女優さんの個性が際立って、よかったのではないかと思う。☆古典の解釈生オケと広い舞台を使うという贅沢さだったので、演出は別の解釈よりもスタンダードに近づけたほうがよかったのではないかと思う。古典の中でもギリシア神話の話のスケールは大きいので、そのほうが他の条件を最大限に活かせたのではないだろうか?色々な解釈ができるのが古典の面白いところだけど、元ネタがどのぐらい知れ渡っているかという割合でもそのさじ加減は変わってくるのではないかと思う。