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テーマ:在宅介護(1594)
カテゴリ:心に響く言葉たち。
「死者にたいする最高の手向けは、悲しみではなく感謝だ。」 (Byレーントン・ワイルダー) 死ぬ直前の、苦しんでいる祖母の姿が脳裏に焼きついていて、悲しみが深く朝晩ふとした折に涙が込み上げる…。 もう何もしてあげる事もできなくなった祖母に、母は影膳をセッセと作り、私は線香をたく日々。 先日の七日ごとの法要の際、お坊さんが、 「御膳花を飾るのも実は、故人にではなく自分の慰めに飾らせてもらっているのです。」 と、お話された。 そういわれると、確かに仏壇の花は遺骨に背を向けて、自分が綺麗に見えるように飾ってある。 私は、色々な事をしてあげている気持ちでいたけども、同じだけ、いや、より多くのものを祖母から受け取っていたのだと今更、気づく…。 2年11ヶ月の介護生活で、祖母から貰ったものはきっと私の一生の財産になっていくでしょう。 ありったけの感謝を込めて、 「ありがとう、お祖母ちゃん。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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