テーマ:詩&物語の或る風景(1049)
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「あ~ん、降って来ちゃった・・・
今日は降らないと思ってたのだけど・・・」 ここは、オフィス街 あるビルの入り口で何人かの人がたむろっていた。 朝、雨が降ることを予測できなかった人達だ。 この様子では、しばらくやみそうも無い 何人かは、強行突破に出てずぶ濡れになりながら走って行き また、何人かは恋人に車で迎えに来てもらい そして、何人かはタクシーを呼び相乗りで駅に向かう。 そして、5人減り、3人減り・・・・ 最後は私は一人になった。 私はいずれの選択肢も取らずに待っていた。 ひょっとしたら、もうすぐやむんじゃないか? かすかな期待をしつつ待っていた。 残念ながら、期待は裏切られつつあった。 しかたがない。ビニール傘でも買うか・・・ 私は、ハンカチを頭に乗せ近くのコンビニに走った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.30 05:16:50
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