カテゴリ:建築
建築士とは、大きく分けて
「意匠設計」「設備設計」「構造設計」があることは、前回書きました。 建築家って言うのは、「意匠設計」の設計士であることが一般的です。 ただ、意匠設計の設計士すべてが建築家というとそうではありません。 建築家とは資格とは違った概念なのです。 建築家の定義は様々であり一口で説明することは難しいですが、 私は、 「建築家とは、建物・環境について施主と利用者の心・財産・安全の満足を創造する人格である。」 ではないかと思っています。 この中の「人格」とう所は個人でも法人でも良いのですが、他から圧力を受けずに責任を持って創造ができる立場である必要があります。 他から圧力を受けないためには、 ・「設計」することにより収入を得ていること ・「設計」と「施工」は完全に分離していること が大切と考えます。 「設計」「施工」分離の重要性については別の機会に書きます。 以下、「建築士」「建築家」についての参考資料です。 ■彰国社 「建築大辞典」によると 建築家:architect 建物またはある地域の物的要素を、建設または計画する建築技術に熟練し、それらを 自らの職能としている専門家。法的に資格を与えられた建築士とは概念が異なる。 一方建築士は 建築士:registered architect 建築士法によって定められた一級建築士および二級建築士の総称で、免許を受けて設 計・工事監理等の業務を行う者。一級建築士はすべての建築物の設計および工事監理 を行うことができるが、二級建築士は一定規模のもの以下に制限される。一級建築士 は建設大臣の、二級建築士は都道府県知事の免許を受ける。 となっています。 ■「建築家」については日本建築家協会の解説が参考になると思いますので、関心のある方は見てみてください。 http://www.jia.or.jp/guide/architect/main.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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