カテゴリ:建築
今日秋葉原に行ってきました。
特にパーツショップや、道路にプラスチックケースを並べているような店を覗くのが好きで、設計の気晴らしにたまに覗いています。 おもしろいのが値段。ほぼ同じものが店が違うだけで値段が全く違う。 例えば、今日買ったのは、熱電対式のデジタル表示の温度計。 道路にプラスチックケースがはみ出している雑然とした店ではビニール袋に入っただけの包装で400円。きれいな陳列のきれいな店だと箱に入っていて2200円。私は雑然とした店で、更に高機能な500円の温度計を2つ買いました。 結局、秋葉原を歩いていろいろな店の値段を調べる事で「良いもの」を「たくさん」「安く」買う事ができました。 建築の費用もこの例に似ています。 数千万とか、数億円とかの馴染みのない数字だから感覚が麻痺してしまうかも知れませんが、建物の値段も安い店と高い店があるのです。 2200円という値段がいわゆる建築の一般的な「見積り」に相当します。しかし、激安パーツを探すような苦労をする事で400円という「プライス」を引き出すことは可能なのです。 昨年設計した住宅では、 ある工務店は4600万円の見積り、その他数社見積を出してもらい、結局は2300万円の見積りの工務店で施工しました。 表題に書いた「秋葉原価格の建築」は可能なのです。 設計事務所で建物を建てると高級建築のイメージがある方もいるかも知れません、しかし、設計と施工をちゃんと分けることで「良いもの」を「安く」することができるのです。秋葉原が好きな私としては、これも設計事務所の大切な役割だと思っています。 余談ですが、計測器なら何でもありの東洋計測器「計測ランド」という店を見つけました。自分の中では気になる店です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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