カテゴリ:医療福祉
大阪は約10年ぶり、その前に行ったのも更に10年くらい前。 何故かいつも前後のスケジュールがあわただしく日帰りばかりである。 目的は、栗本鐵工所さんにご招待いただいた研究所開設セレモニーに出席するためだが、工場見学と新製品の紹介もあわせてあった。 中でも興味深かったのが、 「燃料電池車椅子」 である。 燃料電池を利用した移動体については、以前このブログでも燃料電池自動車の紹介をしたことがあった。 自動車の時は、一台「いちおく円!」などと、どこか別世界の話を聞いているようであったが、車椅子となってくると、ぐっと身近になってくる。 この「燃料電池車椅子」は、水素から電気をつくることで、その電気でモーターを動かして走るものなので電動車椅子と同じである。ただ、自ら電気をつくるので、重たいバッテリーの代わりに水素タンクを載せている。 走行距離は40kmとのことで通常の電動車椅子がフル充電で10kmなのに比べると電池切れの心配が格段に減るのである。更に連続走行時間は約10時間と生活の足として十分な性能である。 ただ、今のところ、水素を供給するステーションが街中には無いようなのである。 日本の高齢化が進むに伴い、医療や介護の世界では在宅でのサービスが主流になってくる。その時、高齢者の足として必要になってくるのが、電動車椅子のような移動体である。 こういったバリアフリーな介護機器が広く普及することに伴って 街中に水素ステーションなどの次世代のインフラが整備されることで、都市の空気汚染の改善に役立つのではないだろうか? 人と地球にありがたい技術。 これは○ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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