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墨田区の建築家 「気まぐれブログ」

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2007年05月12日
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カテゴリ:医療福祉
今週、大阪に行ってきた。
大阪は約10年ぶり、その前に行ったのも更に10年くらい前。
何故かいつも前後のスケジュールがあわただしく日帰りばかりである。
目的は、栗本鐵工所さんにご招待いただいた研究所開設セレモニーに出席するためだが、工場見学と新製品の紹介もあわせてあった。
中でも興味深かったのが、

「燃料電池車椅子」

である。
燃料電池を利用した移動体については、以前このブログでも燃料電池自動車の紹介をしたことがあった。
自動車の時は、一台「いちおく円!」などと、どこか別世界の話を聞いているようであったが、車椅子となってくると、ぐっと身近になってくる。
この「燃料電池車椅子」は、水素から電気をつくることで、その電気でモーターを動かして走るものなので電動車椅子と同じである。ただ、自ら電気をつくるので、重たいバッテリーの代わりに水素タンクを載せている。
走行距離は40kmとのことで通常の電動車椅子がフル充電で10kmなのに比べると電池切れの心配が格段に減るのである。更に連続走行時間は約10時間と生活の足として十分な性能である。
ただ、今のところ、水素を供給するステーションが街中には無いようなのである。
日本の高齢化が進むに伴い、医療や介護の世界では在宅でのサービスが主流になってくる。その時、高齢者の足として必要になってくるのが、電動車椅子のような移動体である。
こういったバリアフリーな介護機器が広く普及することに伴って
街中に水素ステーションなどの次世代のインフラが整備されることで、都市の空気汚染の改善に役立つのではないだろうか?

人と地球にありがたい技術。

これは○







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最終更新日  2007年05月12日 12時49分16秒
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