カテゴリ:医療福祉
今日は、身近なことだけどあまり知られていないことを紹介したいと思います。
家庭内の事故で亡くなった65歳以上の人は9、728人です。(2005年厚生労働省「人口動態調査」) さらに、 家庭内事故の33.1%が「溺死」で、一番多くなっています。3000人以上です。 なぜ、家庭内で溺死する高齢者がこんなにも多いのでしょうか? それには、日本の家屋の特徴が関係しているのです。 日本の家屋は、夏向きに作られてきたため、冬は寒くなります。現在は、居間や寝室などはエアコンなどで暖めますが、それ以外の部屋は、昔のままで、冬は寒いのです。 そうすると、風呂に入るとき、暖かい部屋から急に寒いところに行き、着衣を脱ぐため急に体の表面の温度が下がります。その後、暖かい浴槽に入り、今度は逆に急に暖かくなります。 こういった。 暖かい→寒い→暖かい といった急激な体温の変化は血管の収縮を起こし、心臓に負担をかけ、心筋梗塞等を引き起こすのです。これがヒートショックという現象です。 その結果、そのまま浴槽で溺死してしまうことが多くなってしまうのです。 では、どうすれば良いのでしょうか? この、ヒートショック、実は、札幌などの寒い地域では少ないという報告があります。それは北方の住宅は、家全体を断熱し、家の中での温度差があまり無いことが要因です。 ですから、 断熱をし、冬にも配慮した住宅を作ると家庭内での溺死は減らせるのです。 また、寒いトイレで、用を足すときに力むのも心臓には良くありません。 家全体を急に断熱することは無理かも知れませんが、 これから冬に向けて、脱衣室やトイレにはちょっとした暖房を付け、風呂に入る前に暖かくするだけでヒートショックの予防になります。また、浴室に暖房機能付の換気扇をつけることも効果的です。 今日はプリウスを2台見ました。2プリでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月29日 18時47分57秒
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