カテゴリ:建築
昨年完成した「2つ地面の家」が 住まいの環境デザインアワード2010 という建築のコンテストで、「環境デザイン優秀賞」を受賞。 「環境デザイン」とは、簡単に言うと 色や形だけではない、熱、光、湿度、温度、風、緑などの物理的な指標やコミュニティーまで含めた社会環境までをデザインすることである。特に建築の場合は、人が過ごす物なので環境の視点が大切。 さらに最近は省エネ、CO2削減なども大切な視点であり、 CO2削減が人類共通のテーマである今日においては、環境デザインの視点は、以前にも増して重視されている。 さて、 「2つ地面の家」の特徴は、環境デザイン的には、屋上緑化、輻射式冷暖房である。 通常、環境デザインを取り入れた建物は、建設費が高くなってしまうのであるが、この物件はローコストという制約の中で環境デザインを実現することを目指したのであるが、建設費削減のためにさまざまな手法を使い実現することができた環境デザインが評価されたのは、とてもうれしい 今回は、受賞に先立ち審査員の先生が物件を見に来て話を聞かせていただいた。その際、「この家の冷暖房設備は、どこにも無いものですね。」と言っていただき、ホッと一安心した。 2/22には、今回のコンテストのシンポジウムポスト「モデル家族の住環境を探る」が新宿のリビングデザインセンターOZONE 3F パークタワーホールで開催される予定である(事前申し込みは無料、当日参加は2000円)。 パネラーは、今回のコンテストの審査員 東利恵(建築家) 小島一浩(建築家 東京理科大学教授) 宿谷昌則(建築環境学者 東京都市大学教授) 千葉学(建築家 東京大学大学院准教授) 青沼光一(東京ガス 執行役員) である。 受賞理由を聞いて来ようと思う。 かなや設計 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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