カテゴリ:建築
先日、住まいの環境デザインアワードの授賞式に行ってきた。 今年は全国から175点の応募があり、そのうち22点が入賞。かなや案は環境デザイン優秀賞で、上から3つ目の賞をいただいた。 グランプリは大阪の物件で、築85年の古い長屋をリニューアルした案だった。 墨田区でも取り組まなければならない課題を見事に解決した案だった。機会があれば長屋のリフォームは是非取り組んで見たいものだ。 上の写真は、受賞式の前のシンポジウムの様子。 入賞案について審査員の先生の講評があった。審査員は建築環境学者1名と建築家3名、東京ガスの役員の方1名という構成であった。 自分が参加したコンテストの講評はとても参考になる。特に、自分の案のどのような点が評価されたのかは是非聞いて見たい。 シンポジウムの後、懇親会があり、審査員の先生に今回のかなや案の評価を伺った。 建築環境学者の宿谷先生からは、 「175点の中で、冷暖房のシステム、温熱環境について注目に値する的確な提案をしていたものは3点しかなかった。その中でかなや案は一番良かったのは間違いない。」 建築家の小嶋先生からは 「温熱環境に加え、建築の空間のデザインも優れていた。その点は自信を持ってもらって良い。ただ、パネル作成の技量が他の案に比べ一定のレベルに達していなかったので、優秀賞にとどめた。」 と、貴重な意見を聞かせていただいた。 確かに、グランプリ、空間デザイン最優秀賞と、かなや案の3案が並んでいるところを写真に撮ってみるとパネルから受ける印象がまるで違う。今回、建物の写真は自分で撮ったのだが、他の案は全てプロのカメラマンが撮影した写真であった。デザイン賞なのだからその応募パネルの表現にもっと気を使わなければならないと反省しつつ納得する。 当日は、以前設計させていただいた目黒の家のお施主様が駆けつけてくれた。ありがたい。 「ウチの設計で腕を磨いて今回の賞につながった(笑)」と、なるほどな事をおっしゃっていた。確かに。常に勉強させていただいている。 受賞作品展が3/4~3/16まで、新宿のリビングデザインセンターOZONE 6F ロードサイドスクエアーで開催されています。 かなや設計 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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