三連休の初日、子育て支援の講座に参加してきた。「すみだ子育て・まちづくりサポーター講座」という講座で、墨田区役所で行われた。朝からの雪にも関わらずスタッフも含め30人位はいたであろうか?僕自身、15才の長男を筆頭に10才、2才の子供がいるので、興味深い意見交換ができた。感じたことを書いてみたい。
結論として、子育てには、親と子、親と親、が知り合うきっかけが自然にできる環境づくりが大切。と思った。
子育て支援のために、様々な仕組み(施設や、団体)ができるのは良いが、それらが充実しても子育ての負担や不安はなかなか減らない。たとえば、子供が過ごす施設ができると、その施設は子供を守るためにセキュリティーを確保する。セキュリティーは建物のハードの面のみならず個人情報保護のため各人の情報の制限しているため。コミュニケーションが成立し難くなっている。子供のための施設、子供のためのイベント、子供のための制度、が子供をコミュニティーから隔絶されることが無いようにしたい。
一方、祭りに代表される地域のイベントは、地域のコミュニティー成立の良いきっかけになっている。子供からみて、知らないおじさんが自分の親と話をしていれば、知らないおじさんに対しての警戒心が取り除かれる。知らないおじさん→子供、だと安心できないが、知らないおじさん→自分の親→その子供、という関係を通して、子供にとって知らないおじさんが知っているおじさんになる。こういったきっかけを通して、地域の子供や大人が知り合いになることで、まちの人に見守られている子供。まちの子供を見守る大人という、無数のネットワークができ、地域の安心度も上がっていく。
このようなきっかけがあれば、町全体が子供を育てる意識ができてくるのではないだろうか?そのきっかけをつくることが地域や親の負担になると長続きはしない。きっかけが自然にできる環境づくりが大切なのではないだろうか。