カテゴリ:建築
? 建築を設計する際、大切なことがあります。それは、夏涼しく、冬暖かくする事。あたりまえすぎますか?でも、省エネや、結露対策と合わせて考えるとちゃんとしてない事例が多いようです。例えば、冬の暖房にガスや灯油のファンヒーターや、ガス式の床暖房を使う方が結構いますが、実はエアコンの方が光熱費を安くできます。ガスや灯油で暖房した場合は燃やして発生するエネルギー1に対して、最大で1の熱エネルギーしか室内に供給できません。一方、エアコンは1の投入エネルギーに対して3倍程度の熱を室内に供給することができます。エアコンのエネルギー効率が良いのはヒートポンプと言う技術を使っているからです。ですから、どうしてもエアコンが嫌いという人は、ヒートポンプ技術を使った床暖房という方法もあります。そうすれば、快適を犠牲にせずに省エネに貢献できます。また、ガスや灯油のファンヒーターは燃焼時に水蒸気を出すので結露が起きやすくなってしまいます。冬、ガス代が高い!結露が起こる!など心当たりがある方は、暖房方式を見直してみてはいかがでしょう?
何んだか、ガスが良くないという話になってしまいましたが、実はガスも凄いんです。ガス式のヒートポンプというものもあります。これは、室外機でガスを燃焼しヒートポンプの圧縮用のポンプを回すのでエネルギー効率が高くなります。しかも、電気式のように発電所からの送電ロスがないので理論的には一次エネルギー換算では、電気式のヒートポンプよりも効率がよくなります。更に、今は電力消費を抑える目的からガスヒートポンプを導入すると補助金が出ます。 最後に余談ですが薪ストーブは大気中のCO2を蓄えたものを燃焼時に放出するだけなのでCO2による地球温暖化の問題は少ないと考えて良いそうです。 現代風水建築家?金谷直政 かなや設計 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月04日 18時35分15秒
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