あおっちの好きなこと三昧
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waterbluefield
北海道帯広市発、インドア派あおっちの手作りモノ(ビーズとか石鹸とか基礎化粧品とか)や、おいしいモノの画像とかが中心。楽天フリマが変わってしまって、ビーズものをお譲りするのは休止中。市内で隅っこに置いてくれるようなとこ、どこかないかなぁ…。
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羊毛をフェルト化する知識について、あんまり正しいものが流れていない気がどうもするので、初歩的な失敗を防ぐためにも、とりあえず簡単なトコを書いとこうかと思います。説教くさいし理屈っぽいので、読みたくないヒトは飛ばしてくださいませ。 フェルト羊毛に関しては、私もベテランとは言いがたいし、フェルトの師匠から仕入れた知識は、師匠が「いずれ本を出すので、それまでナイショね」と言っていたので、あんまり大声でも言えないのですが、「あまりにそれは…」というトコだけはね。 まずは、これ。「高温のお湯をかければ縮む」 ある意味、これは間違ってないのだけど、一度かけてしまった温度以上の高温をかけないと、それ以上羊毛は縮むことはないそうです。 羊毛がフェルトになるのは、繊維の表面のトゲのようなキューティクルが絡むからで、絡ませるのに必要なのが、 せっけん(アルカリによるダメージはあまり関係ないようなので、食器洗い用の中性洗剤なんかでいい。たくさん入れすぎると、滑りが良くなりすぎて、かえって羊毛が絡みにくいので、擦っていてかるく泡立つ程度の濃度で。あおっちは、食器洗い用のせっけん水使用してます) せっけんを溶くぬるま湯(最初は40℃程度からスタート。徐々に温度を上げていって、ハンドメイドフェルトだと、最後の成形や折り目を消すときに80℃くらいにするのがいいみたいです。火傷には気をつけましょう) 冷水(水道水の流水でいいです。洗い桶とかに溜めながら、ぬるい石鹸水をつけてごしごししたフェルトを洗うと、驚くほど縮みます) そして、いちばん重要なのが、羊毛にダメージを与えること。編物系のひとたちは洗濯機で縮ませた経験があるひとが多いので、この印象が強いんでしょうね~。 洗濯機を使いたいときは、ぬるま湯の石鹸水(リンス成分やトリートメント成分は入ってないのにしましょう。柔軟材なしでも仕上がりふんわり…とかいうのは向かないと思う)で洗い→冷水(水道水)で濯ぐというのを、せっけん水の温度を徐々に上げながら繰り返すといいかと思います。 で、編物がフェルト化しない原因は、あおっちが考えるに、 最初に高温をかけすぎた(羊毛が縮むのは、温度差によるダメージです) 編地にかけるダメージが少なすぎた(あおっち的には、洗濯板にがしがし擦り付けたり、足でがしがし踏んだりするのを、何時間もするのがお勧め~だって、あおっちが初期によく作っていたフェルトのポーチだって、3~4時間かかるも~ん) 毛糸がフェルト化するのに向かない羊毛やその他の素材を使っていた(ウール100%でも、羊の種類によって半分くらいに縮むものと、いくらがんばてもほとんどサイズのかわらないもの…など、千差万別なのね。人間の髪質と同じです。あおっちのお勧めはメリノ100%) せっけんがフェルト化に向かない成分が入っていた。又は毛糸がフェルト化に既に向かない状態だった(防縮加工とか、トリートメントとか、染色でかなりダメージを受けていたとか、羊の油のラノリンがまだ残っている羊毛だったとか。いろいろあるのね) などなど…。まあ、これを守ったからといって、必ずしも成功するとは限らないトコロが厳しいトコロですが。 より完璧を求めると、市販の毛糸(だって、どんな羊の毛なのかわからないもんね)は使えなくなり、最終的には、師匠のように、毛刈りした羊毛をソーピングして紡いで編む…みたいな方向に辿り着くんだろうな…。あおっちは、師匠がいずれ羊を育てだしたらどうしよう…と、ちょっと思っております。 ちなみに、師匠のhpはうちのリンクにありますので、ご興味のある方はどうぞ。 フェルトの本で、作品の図案とかでなく、こういう知識を最も載せてくれているのは、 フェルトメーキングウールマジック という本です。 縮絨(フェルト化)、1日や1度にして成らず…あ~、そろそろ羊毛に触りたいかも…。
たいへんお待たせしておりますTT 2009年03月27日 コメント(10)
春夏用、羊毛フェルトバッグ&ポーチ 2008年04月30日 コメント(6)
羊毛フェルトのバッグ、色違いばーじょん。 2008年01月19日 コメント(4)
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