***みなつきの隠れ家***

　｢白雨」・「慈雨」/真崎ひかる

真崎ひかるさんの雨シリーズを読みました。「慈雨」が今月の新刊です。
（こちらのスピンオフ作品「淡雪」の感想はこちら。）

これは、「淡雪」で出ていたタルト専門店「Pommes」店長の水沢那智と高校で同級生で
元恋人だった加賀有隆の八年越しの恋の話です。

「白雨」は過去回想～くっつくまで。（くっつくまでって・・・・(笑））
「慈雨」が現在進行形で紆余曲折を経てお互いの気持ちを確かめ合うという感じ。

とにかく、もう・・・・もう・・・・！



泣けました！！うわーんっ



「淡雪」の時もそうでしたがちょっと切ない系のお話です、このシリーズ。
ちゃんと甘い部分もあるのですが、Ｈシーンがあっても結構メンタルに比重がいっています。
それはそれで愛があっていいんよ！ええ！！

「淡雪」カップルの武川×祐真よりも、大人ゆえの恋愛の悩みが色々と出てきてます。

そんな中、精神的に弱い水沢を、昔から強引な所のある加賀が頑張ってぐいぐいと
引っ張ってます。
でも、強引な中にも水沢を守りたい支えてやりたいという気持ちが溢れてて、何だかんだで
水沢にあれこれ尽くしちゃってる加賀が健気だったりします。
たまに嫉妬のあまりキレちゃったりだとか？して可愛い所もあります(笑）
見た目は強面で無愛想なんですけどね～(笑）

あと暗めな話の中で湿った空気を中和してくれるのがかわいい隆世くんと祐真。
そして、毎回色々と出てくるおいしそうなタルトやケーキでしょうか(笑）
ホント、セットで出てくるとついついほんわかしてしまいます(*´ｪ`*)ﾎﾟｯ


少ないですが、今までに読んだ真崎さんの本の中では一番好きなシリーズ。
また、続編出してくれないかなぁ・・・・・なんて思ってます。
（「淡雪」カップルのその後とかでも。無理かなぁ・・・・・・・）
武川が大学卒業して社会人になった頃の所を見てみたいぃ・・・・・・・・・・・・・（//▽//）