早速、買い溜めた本のうち1冊消化しました。
これは結構知られてる本ですね。砂原糖子さんの「言ノ葉ノ花」です。
砂原さんのはこれが初めての本です。
これ、今見てみれば絵師さんが三池さんだったんですね。
これが出た頃は三池さんまだ知らなかったから・・・・・・・もったいない事をしてたなぁ^^;
話の雰囲気に三池さんの絵の雰囲気がとても合っていますね。
話を読んだ後に表紙を見ると、2人の関係がうまく表されてるなぁと感じました。
これ、とても話に入りやすく読みやすかったです。
少しずつ読み進めようとしたんですが、一気読みしてしまいました。
でも、甘いんだけど終始どこか切ない雰囲気が漂ってましたね。
余村は、
「心」という本来のぞき見る事ができないところが見えてしまう(入ってきてしまう)辛さ。
逆に今まで見えて(聴こえて)いたものが見えなくなることで、相手の事が分からなくなる辛さ。
を抱えて。
長谷部は
心の中を読まれることを知り、「好き」と「疑心・恐怖」の間での葛藤。
心を読まれる事はなくなり同じ立場に立ってさえ、余村の態度や心が分からない、
変わる事のない不安。
を抱えて。
さまざまな葛藤が交錯しながらも、お互いの手をとった2人が私は好きです。