***みなつきの隠れ家***

うちの実家から出てきましたよ＾＾；思わず持って帰ってきちゃいました♪（笑）

　　「ニューヨーク・ニューヨーク」　羅川真里茂
ホントは全４巻なんだけど、これしか画像付きがなかった＾＾；残念。

出た年を見たら、1998年とか書かれてた・・・・・おお、１０年以上前だよこれorz
私が持っているのは当然ながら、文庫版じゃない方です。
これは新刊で買ってましたから。
でも・・・・・・・

何故か１巻が見当たらなかったぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・orz　くそぅ！
探さないと！ＢＯで！（笑）

羅川さんと言えば「赤ちゃんと僕」が有名ドコですが、実は私、羅川さんはＢＬから入った方
なんですよね～。
「赤ちゃんと僕」とかの存在を知ったのは↑これよりも後だった記憶が・・・・・

最近は羅川さんＢＬじゃあ見ないなぁ・・・・
この方の書かれる話や絵の見せ方が好きなので、ＢＬも描いて欲しいんですけどね～。
もう描かれないのかなぁ。





この「ニューヨーク・ニューヨーク」は、普通のＢＬファンタジーと違って、
どっちかというと、最近出た水城せとなさんの「窮鼠～」や「俎上～」と同じく・・・・・・
いや、下手するとそれ以上にリアルな内容になってます。

ゲイという人種に対する身近な親や仲間からの嫌悪・拒絶、カミングアウトの難しさ、
そしてエイズ・・・・・・・
良く目にするファンタジーな世界ではなく、実際に起こっているであろう現実を直視して
同性愛が描かれている作品です。
様々な過去によって出来上がった独特な性格を持ったキャラクター達。
引き込まれるように、物語に入り込んでいけます。

ただ・・・・・・重いのが苦手な人にはちょっと辛いかもしれませんね～＾＾；
でもでも！おススメの作品なんですよ！！*>＿<*
１０年以上前に出た作品にも関わらず、今読んでも全く遜色ないと思います。

久しぶりに読み返しましたが、やっぱり泣けます～

昔も今も、涙無しには読めない作品です。ホント。
メンタル部分の比率が高くて、ホントに苦しいくらいに切ない部分もあります。
昔よりも今の方が多少精神的にも大人になったせいか、この物語の世界が理解できる
ようになったかな。
主人公カップル・ケインとメルからの視点もそうだけど、子持ちの母になった今では、
親側からの視点も痛いほど理解できる部分がありました。
色々と考えさせられる作品だと思います。
上手く書き表せれない、自分のボキャブラリーの貧困さが悔やまれます＾＾；

良かったら、一度読んでみてくださいね。（百聞は一見にしかず！です）
これはきっと、これから先も手元に残る作品になると私は思っています。