カテゴリ:作物
蛍光ペンで私はかすかに私に線を引く
私は私を後で調べたいのである 滞留しているニコチンは否定できない タールにまみれた私の足跡に意味はない インセンティヴな生からの悦ばしき格差を歓べ 生きてきた50余年を線で塗りつぶしてみる まあるい、煙草の輪であった ケム、ケム、煙の輪であった 人を殺したいときに、煙が出た 煙は実存だった 恥ずかしさの極致で煙草を銜えていた猿だった 煙は単純に煙幕だった 偽学生の加藤先輩が教えてくれたのは mよ、女の口ときみの口が一緒になるとき 喫煙の匂いは性的な刺激として女をより刺激するであろう 馬鹿な論語 こういう時代があったなんて誰にも言わせないよ、ポール すべての家の壁紙とカーテンを殺して生きてきた 毒殺 緩慢なる女房殺し タリウム ニコチン アヘン この詩は練習なんだが、集中のための練習なんだが キレテ きた 自由が憎いのである お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 8, 2005 09:28:52 PM
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