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詩人たちの島

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April 15, 2006
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カテゴリ:politics
 いつもの、予想される最悪の話題二つ。一つは教育基本法の改悪、自公の連立は妥協の末、珍妙な「愛国心」のアンジャンブマン(句またがり)を考え出した。曰く「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」。しかし、この検討会の案はどうも今国会での成立は無理らしい、それ以前にこの妥協の産物に対して自民などから異論が出ているということだ。この文言の後に、「他国の文化・伝統も尊重し」などと続くが、それに対して「北朝鮮」のそれも「尊重」するのかなどという、三歳児の知能程度と疑われてしかるべき自民議員の反発などもあるという。馬鹿もつもれば怖いものなしの「愛国心」になるわけだ。
 
もう一つは、日本最強の暴力集団「都脅威―都教委」なるものの相も変わらぬ「校長」スポイルの一環としての、「会議で挙手をして、採決するな」という、これは日本の近代化の歴史を一挙に江戸時代以前に戻そうというアナクロニズム極まれるもの。実はこれはもう何年も前から、機能しているもので、今、現場の「職員会議」などで、教員の発言は極端に少なくなっている。「校長」もそんなにいろいろとオンブに抱っこみたいに、このテキヤの親分みたいなものから庇護されなければやっていけないのか?そんなことはなかったし、ない。しかし、校長をそういう存在にしたいのは実は「都教委」自身であって、ということは要するに自分たちの言うことをすべて聞く子分にしたいわけだ。コンビニの店長などのほうがもっと合理的なはずだから、それよりは「子分」と言う言葉がふさわしい。見識のある一個の現場の長としての責任などを持たさない、そういう考えを決して抱かせない。現場の「自由な発言」を売りにする恐ろしい「教員たち」の口を封じてあげるから、校長ちゃん、こっちを向いて、というわけだ。アホもつもれば教育になるわけだ。

これらの勢力はいつまで有効なのだろうか? いつまでもそうなのか?

四月は残酷な月である。





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Last updated  April 15, 2006 09:54:33 AM
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