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MY FUNNY VALENTINEを何回となく聞いている。サラ・ヴォーンが歌っているのだが、cdのここだけをくり返しにセットしながら、何回も聞いている。涙が流れているときもある。
このVALENTINEは男で、ヴァレンチノということらしいが、反対に女性にとっても、そんなにおかしくないと思う。次のような詩だ、 You’re my funny Valentine Sweet comic Valentine You make me smile with my heart Your looks are laughable Unphotographable Yet, you are my favorite work of art Is your figure less than greek Is your mouth a little weak, when you open it to speak Are you smart But, don’t change a hair for me Not if you care for me Stay little Valentine, stay Each day is Valentine’s Stay Valentine Each day is Valentine my Valentine Each day is Valentine’s day cdの歌詞を書いたけど、サラの歌うのと一緒に眺めていたら、おかしなところもあったが、よくわからない。Each day is Valentine my Valentineというところは、付いている歌詞ではValentine by Valentineと”by”になっているが、サラは”my”と歌っている。そっちの方が正しいと思うので、そう変えておいた。 ぼくが感動したのはひとえにサラ・ヴォーンの歌唱力である。 実は、この曲をモチーフにして、詩を書いているのである。その締め切りは20日である。危い、実に危い。でもなんとかなるさ! その詩の未定稿 鏡の中の鏡 割れている 砂浜 産卵の夜を迎える海亀の無数の足跡 点描画家たちの色彩の…の混じりあいのように 分けがたい涙と泣き声が告知する明日の 波打ち際 破片を拾いあつめ 私はあまりに簡単に恋におちる 憎しみがしなびた筋肉に赤い血をめぐらすのと同じだ 一日「玉砕」を暮らす 埒もない想像に乗って 軍服姿で敬礼している私 捕虜として労働を強制されている私 父たちのかわりに「万歳」とささやく 大きな鏡は 「つねに・すでに死んでいる」 五月、六月、しかし 神無月まで私は生きながらえるだろうか どんな出発とも関係のない日々を縫って 旅立っていることを知らない旅の なつかしさや なつかしい 待っていることを待てない待機とか 単に認知症の老人になることを跪いて祈るなど 単に微笑でいい 青白い月ではない 「私を興奮させ、スリルと歓びを与えてくれる」のは 貴重な「少し」、少しの「貴重」、そういう色彩の混じりあい 九月、十一月、 私はあまりに簡単に恋におちる 私のおかしなバレンタイン 表象をすりぬけ、哄笑に値する私のバレンタイン 「たとえ私が好きでなかったとしても…」 そのままいつもの 髪 いつもの かわいい私のバレンタインでいて! 四月のパリ 素数の文月、だれも繰り返せない、割れない 「私が駆けて行き、私の心というものがあれば その心に刻みこまれた」あなたの晴れと雨 オーーイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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