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計算して、合計三百歳近くになるものたちが、ここには残されたことになる。ぼくと連れ合いで、まあ120歳、それに彼女の父の96を加えると、216歳である。そして我が家の化け猫アトムが19歳であるから、連れ合いの言うとおりに人類年齢に読み替えると80過ぎ、合計300歳の家が我が家である。別に自慢しているわけではないが、自慢しているような気もする。
というのは、同居していた息子が今日、引っ越したからである。国立という彼の愛する街に再び彼は戻ったことになるのだが。最初の就職のとき、ぼくらと別れて国立で生活をした。そのあといろいろあって、一緒に住むことになった。その年数をよく覚えていないのは、ぼくらの引越しもその間にあったのだろう、まあ3年か4年だろう。 ついに彼も去っていったわけである。彼もというのは、その姉はアメリカで生活しているから。別に感傷があるわけではない。ごくあたりまえのことにすぎない。 顔をつきあせていたとき、といっても時間帯が大幅に違うからそれも少なかったのだが、そのときは、お互いうっとうしい思いで見つめあったりしたが。 今日は「源氏物語」の2回目の講座で、ぼくの番だった。六条の御息所のイキスダマの発現する場面だったが、うまく語れなかった。たぶん、ぼくの魂もどこかに「あくがれ」ていたのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 9, 2007 09:03:57 PM
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