詩人たちの島

ソクラテスは、「吟味をへない生活は生きるに値しない」というような厳しいことを言ったそうだ、プラトンによれば。

彼の方法の本質はどこにあったのか。論争相手からすべての無根拠性と<無性卵>―要するに単なる空想―を除去することにあった。これをプラトンはクリネインの術、区分けし、分離し、区別する術と呼んでいる。

プラトンはまた次のようにも言っている。ソクラテスの方法のもたらす結果とは、「知識の道のうちにある自負心からの魂の浄化」であったと。

もちろん自分自身を含めて言うのだが、クリネインの厳しさと謙虚さに立ち返ることが必要である、そういう事態が多すぎる。

明日は参院選の公示日である。