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小田実が死んだ。時あたかも与党の大敗で、保守的と思われていたメディアなども、若い首相の「居直り」の表明に対して、批判していた、そういうときに、この小説家であり、べ平連のリーダーであった人間が死んだのである。
「市民」であること、そのシンドイ道を、選んだのだと、ぼくは思う。「作家」「平和運動家」「ベ平連」、いやなによりも「作家」でありたかったのかもしれないが、総じてそれらの外部からの「規定」に対して、一生反抗しつづけた人であった。 この人の「厭さ加減」は、石原なんとかなどの「厭さ加減」よりも、もっと低かった、私において。今はっきり、そう言いたい。石原などと比べたら、小田の眠りを邪魔する。でも、ぼくにも一時期、「厭さ」の相対性で、二人を見る時期があったのだ。 「民主」の大勝?これは小田の供養になったのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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