カテゴリ:連詩
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小さな地震(なゐ)振る夜。 食後にちいさないさかいを デザートのように。 新蕎麦のおいしい鉱泉宿を 二人のタレントがレポートしている、 テレビのなかの匂い立つ蕎麦。 傷は隠されて疼く。 うまくつなげない、 といって悪く切っているのではない。 手打ちにいたるまでには、 修練を積まなければならないが、 転がっている言葉のダマが 棘のように泣いているのだ。 (英己) 2 箱根は、雪か はや、小さな冬景色 小さなナイトフル、nightfall 黄昏か、また シンシンとした夜の瀧津瀬を前に 越前福井のおろし蕎麦が喰いたい ものを喰えば、何故か、悲しくなる 悲しみ 隠されたものこそ、命 シンシンと生きている わたしは (英哉) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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