178042 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

カテゴリ

バックナンバー

September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024

お気に入りブログ

Dual Life ~ 行き来… 野見山 文宏さん
*Sowing Seeds In H… Sakura_sakuさん
教育コンサルタント… GeniusLoveさん
Hale Mahina halemahinaさん
手と手 幸せなoppaiみたいなふくらはぎですさん
November 19, 2006
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
不登校の子どもたちと接していて思うのは、
本当に不安が多い、ということです。

学校に行かないことは問題じゃない。
出会いが少ないのは問題。です。

不安が多く、常に不安が先行するために、
結果的に学校も含め、出会いが少なくなってしまう。
一方で、不安を解消するのも出会いなんですね。
そんな堂堂巡りの状態が「不登校」なのかな、と思います。


不安が出ないようにするには?
これは「成功経験」しかないと思います。
積み重ねられた成功経験しか、不安に勝てるものはありません。
「自信を持て」と言われて持てるようなものではないから。


なぜ、不登校の子がイルカと泳いで自信を持つのか?

成功経験だからです。

イルカは大きく、強く、自由な存在です。
それはイルカの生態や解剖学など知らなくても、
水中で見れば感じられるイルカの存在感です。
頑張っていないと消えてなくなってしまいそうな自分を、
そのイルカたちがしっかりと見て、存在を認めてくれた。
自然界との「一体感」を感じられた。
そう感じられる経験が、何よりもの成功経験なのだと思います。

イルカと水中で出会っただけで、泣き出す子もいます。
別にその子たちが弱いわけじゃない。泣き虫なわけじゃない。
それだけ「頑張ってきた」んです。


高校生くらいまでに成功経験の積み重ねが少なかった、
不登校の子たちを1週間預かって、何ができるでしょう?
やっぱり、成功経験を積み重ねてあげるしかないんですね。


成功経験について、一つ感じたことがあります。

成功経験は「見つけさせるもの」だということです。

成功経験はすべての経験にあります。
「海に行った。泳げなかった。」
失敗にしか見えないこの経験の中にも、成功経験は確かにあるのです。
- 怖かったのに、とにかく水の中に入った。
- ゴム臭くて嫌だったのにスノーケルをくわえてみた。
- 浮きにつかまって、足の立たないところまで連れて行かれた。
などなど。
「誉める」というのは、ウソをつくことではなく、
「できた部分」を認めてあげることだと思います。

大人が見つけてあげないと、子どもは自分では成功経験を見つけられないんです。

1位を取った。賞をとった。いい成績とった。
そんな、誰にでも分かる成功経験を味わえない子はたくさんいます。
「見つけてあげる」こと。
できた部分を教えてあげること。です。
逆にいい成績をとるような成功経験ができる子でも、
結局それを認めてくれる人がいないと、
どこか心に穴があいたままになるものです。
高校生にもなって、もしくは大人になっても、
この「物足りなさ」を感じている人はたくさんいます。

不登校児の親がそれに気づくと、自責の念にかられます。
「今まで何も見てあげられていなかった」と。
でも、成功経験は、
気づいたときから積み重ねるしかないのです。
気づけたことに感謝して、積み重ねればいいんです。
今からでは遅いとか、間に合わない、という問題ではなく。
成長には足し算しかないんですから。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  November 19, 2006 10:39:59 PM



© Rakuten Group, Inc.
X