カテゴリ:ブライダル業界温故知新
一部で圧倒的な支持を得ている(笑)、「ブライダル業界温故知新」、久々の記事です。 ブライダル、ビデオカメラマン&アート で挙式の最中にガンガン移動して、式の邪魔をするビデオカメラマンの話を書きましたが、それで昔を思い出しました。 私が結婚式撮影の仕事についたころ、挙式スタイルは神前式が9割でした。そんなに?と思われるかもしれませんが、本当に9割、少なくとも7~8割は神前式だったのです。 そしてまだハウス・ウェディングやレストラン・ウエディングも無い時代、所謂結婚式場は大繁盛でした。 私が主に担当していた新宿の結婚式場、日柄の良い土日だと一日に10件は当たり前、マックスで12~15件くらいの結婚式があったのではないでしょうか。 一日に10件の挙式がほぼ全て神前式、それはそれは立て続けでした、ベルトコンベアーと言われても仕方が無いスケジュールでした。 そんな違いがあった挙式事情ですが、昔も今も変わらないのが撮影位置の問題です。 神前式、教会式、チャペル式、どのスタイルでもビデオ撮影の位置は限定されます、 ・物理的にスペースがない、 ・神社や教会では神聖なのでここに立っちゃダメ、 ・レストランなどは本来挙式をするように出来ていない場所を式場に見立てている為、どうにも撮影位置が厳しい、 ・フリーランスや外注はダメ、専属だけここで撮っていいよetc. と言った感じです。 最後を除いて、挙式の撮影位置はフリーランス、外注業者、専属業者に係わらず厳しい条件が多いです。 リンクのビデオカメラマンの話は写真のカメラマンさんから聞いた話ですが、私も撮影したことがある会場で、挙式場内の親族が向かい合っているというレイアウトの会場でした、それであっちからもこっちからも撮影する必要があったんだろうな・・・、と察しがつきました。 そんな挙式の撮影ですが、ひとつ画期的な方法があります、式場の天井にビデオカメラを設置し、別室でモニターしながらリモコンで操作して式の様子を撮影するのです。 この方法なら、余計なものや邪魔なものが映らないし、ビデオカメラマンやビデオカメラが邪魔になることがないのです。 昔は2台が主流で、豪華な式場は3台以上のリモコンカメラが設置されていました。 でも、最近このような撮影スタイルは見かけなくなりましたね、設備の初期投資は莫大でしょうし、ビデオの撮影方式がSDからHDなど頻繁に変わる為、中々手が出せないと思います。 そもそも上述のように1日10件の挙式撮影のような会場は今は少ないでしょうから、これからもリモコン撮影はドンドン減っていくのでしょう。 で、この昔話をどう現在の新郎新婦の参考になる話に繋げるか・・・、 今回は中々繋がらないなぁ(^^;、挙式の撮影方法も受注数と関連して変わってくるとい言うお話しなのですが、ビデオ撮影を無理に押し通すと挙式の邪魔になるという、本末転倒の事態になると意識して頂ければと思います。 今回の温故知新 特に挙式のビデオ撮影は無理をすると挙式自体が台無しになります! __________________
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Last updated
2017.04.17 16:56:20
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