カテゴリ:ブライダル業界温故知新
前回、挙式の撮影方法を書いていたら、 挙式のリモコン撮影 懐かしいことを思い出してしまいました。今回、温故知新のコーナーに書いていますが、単なる「昔話」です(^^;、お許し下さい。 上の記事で書いたように昔は挙式場にリモコンカメラがあり、別室で操作して撮影するということをしていたのですが、私が23歳で入ったビデオ製作の会社は各専属契約の式場でこのリモコンカメラを設置していました。 私が担当していた新宿の結婚式場は前方の左右に1台づつ、計2台のリモコンカメラでしたが、それを別室(と言っても神殿の置くの荷物置き場)で操作しての撮影でした。 入社してすぐの頃、このリモコンカメラの操作を教えてもらう為に、狭い荷物置き場に大の男が2人で入って、リモコンの操作方法、撮影手順のカメラ割り、なにより大事なビデオデッキの録画スイッチの確認など、挙式撮影のノウハウを教わる訳です。 当時は1日10件が当たり前の時代でしたから、リモコン研修も捗ります。 神殿撮影では新郎新婦や親族の入場後、祭司によるお払いや祝詞奏上のシーンが撮影不可のことが多いのですが、この新宿の式場もこのシーンでは録画を一旦停止しなければなりませんでした。 時間にして1~2分でしょうか、次の三々九度のシーンから撮影OKなので、このタイミングで録画を再スタートしなければなりません、この録画再スタートを忘れると大変なことになるので、ここはかなり重要な局面です。 リモコン撮影研修の際、最初は私は見て覚えます、教師役の先輩がパッパッと操作して見事に挙式のシーンを撮影して行きます、この世界に入ったばかりだった頃の私は「すごい!」と思っていました。 次の挙式、次の挙式とぶっ続けで撮影しながら教えてくれるのですが、件数が進んでくるとある変化が・・・。 先ほど書いた、入場後に録画を一旦停止して、次の録画再スタートまでの2分ほどの時間、その先輩が寝るのです! それも結構しっかり寝ているように見えます、新人の私は慌てます、「ちょっとなんで寝てんですか!」、もちろん大きな声を出すわけにはいきません、引き戸のすぐ外は挙式の真っ最中なんですから。 ところが緊張の2分弱が過ぎるとその先輩、パッと目を覚ましてしっかり録画を再スタート、そのままちゃんとリモコンを操作して挙式の様子をバッチリ撮影していました。 その後の挙式撮影では毎回撮影NGのシーンでこんな感じでした(笑)。 一旦録画を停止するとスッと寝てしまって、式次第が進むとパッと目を覚まして録画再スタート、そのまま撮影。 今考えると無茶苦茶ですが、若い私は「人間慣れるとこんなことが出来るんだぁ・・・。」と、素直に感心していました。 繰り返しますが撮影はしっかり出来ていましたよ、でも遠い時代、別世界のお話ですね。 今回、予告通り(^^;なんの参考にもなりませんが、こんなお話もたまにはさせて頂きたいと思います(ヘタするとこんな話ばかりになるかも)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.19 17:09:42
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