カテゴリ:撮影・編集あれこれ日記
結婚式の1日、何度も見たくなる映像で残すお手伝い お問い合わせはコチラ 前回、 二度と見たくないビデオ映像の例 ピンクフロイド「光~パーフェクトライブ」 からの続きです。 今回もダメな例で恐縮ですが、前回のように二度と見たくないというほどではないけど、確実に失敗例です(笑)。 サンプル映像をご覧になるとお分かりのように演奏中の映像にあまり関連性の無いインサート映像が頻繁に入ります。 キーボード、ギター、ベース、ドラムと順に少しづつ盛り上がってきて、いよいよ凄い演奏が始まるぞ!という1:04、いきなり訳の分からないインサート映像が入ります、ガクッorz。 この曲だけでなくて全ての曲でこの調子、前回のピンクフロイドほどではないにしろ、やっぱり見たいシーンが見られない、これも酷いライブビデオです。 特に腹が立つのが、この「9012ライブ」はインサート映像以外の撮影が抜群で、5人のミュージシャンの良いところ、カッコイイところが猛烈に綺麗に撮影されています、なのにインサート・・・。 前回同様、見たいのはこれじゃない、演奏シーンを見せてくれ!と怒りたくなるビデオです。 最近の結婚式のビデオでは、完成が45分とか30分とか、あっちこっちをバッサリ切って編集したダイジェスト版の映像しか納品しないと言うところもあるようです。 インサートとダイジェストではちょっとニュアンスが違いますが、この9012ライブのインサート映像は別に見たくもないシーンと思えば無いのと同じですから、バッサリとカットされたと考えれば、いかにつまらないライブビデオかご理解頂けると思います。 付け足すにしてもカットするにしても、それが見たいシーンを見せなくしてしまう結果になるなら、やはりやってはいけませんね。 お待たせしました、次は良い例のご紹介です、次回に続きます。
追記 実はこの9012ライブには後日談があります、およそ20年後に発売されたDVDでは、このインサート映像を全て無しにした完全版がボーナス映像として収録されました! そんな映像あるなら最初からそうしてくれよ~、と思いつつ、喜んで見てみました。 上で書いたように普通のライブシーンは抜群に良い映像が収録されていますから、余計なインサートなしのフラストレーションゼロで見られることに本当に感動的でした! と、言いたいところですが(^^;、20年の歳月は想像以上に長かったのです・・・、せっかく素のライブ映像を見ているのに、なぜか頭の中には例の余計なインサート映像のイメージが浮かんでしまいます、なんと言う破壊力!刷り込みの恐怖!! この時のライブは映像だけでなく演奏も最高なので今でも時々DVDを見ていますが、いくら完全版を見ても、どうしても歯車とかマネキン人形とか訳の分からない映像が頭から離れません(笑)。 もう随分前から気づいていたのですが、この「9012ライブ」、ライブビデオとしては酷い出来ですが、ライブビデオ風プロモーションビデオ(イメージビデオ)としては実は最高の出来なのです。 前回のピンクフロイドのビデオのように、二度と見たくない!と思わせないのは、イメージビデオとしては良作だからなんですね。 リンクの動画もそうですが、曲の抜群に良いところでインサート映像が入ります、また一見訳の分からないイメージも実はちゃんとトータルのイメージがあって、非常に印象的な映像作品になっています。オープニングからエンディングまで、正に考えに考え抜かれた演出なのです。 要するに大事なところが違うんよね、ファンは演奏の盛り上がったところを見たいのに、作り手はインサート映像を見せたいのです。 どちらのスタンスで見ても、なまじ出来が良いだけに不幸な結果になってしまったことが残念です。 __________________
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Last updated
2017.08.22 14:32:41
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