カテゴリ:Rock
ちょっとタイミングを逃したけど、U2のニュー・イヤーズ・ディ。 この後、大売れしてからのU2のビデオに比べるとシンプルだけど、かなり印象的で良いビデオだと思う。 初めて見たのはベストヒットUSAの期待の新人みたいなコーナーだったけど、インパクトが凄くて、放送は曲の途中で終わっちゃったけど、一気にU2のファンになった(この頃は今後U2がベストヒット番組に出ることなんて、とても思えなかった)。 空撮(今、ドローンで撮ったらもっと滑らかだろうな)と、馬に乗ってるメンバーと、雪の中での演奏、そして映画かニュース映像か分からないけど、戦闘、戦争の映像の4つのパートとは言え、それらのカットの繋ぎ方、タイミングが本当に素晴らしい。 演奏パートのアップシーンも、バンドの硬派なイメージと合っていて、それだけで他のバンドのプロモーションビデオとは大違い、 当時はデュランデュランとかカルチャークラブが売り出してた頃だけど、チャラチャラしたイメージなんか微塵も無い。 1分3秒くらいのギターに合わせて突然砲撃のシーンが被さるところなんか、強烈! 夕日をバックに馬に乗ってるカットのシーン変わりもカッコいい。 歌詞のブラッドレッド・スカイのイメージで空がなんとも言えない色になってるのもCGとは違うアナログならではの質感なんじゃないだろうか? 一番印象に残るのは、間奏に合わせてピアノの鍵盤が出てくるシーン、今の映像に慣れてると多分シンプルで、有っても無くても良いシーンにすら思えるけど、このピアノの映像効果で、曲のイメージがよりクールになると思う。 この次の次のアルバムでまさかの大ヒットを飛ばして、U2のビデオはどんどんお金をかけるようになって、その頃のビデオがまたみんな良い出来なんだけど、例えば、もうほとんど映画みたいなオール・アイ・ウォント・イズ・ユーのビデオと違って、このニュー・イヤーズ・ディのビデオはあくまでもプロモーションビデオなところが改めて好きだなと思う。 シンプルなら良いとか、逆に手が込んでるから凄いとか、そういう次元では無くて、 曲のイメージ、バンドのイメージが真っ先に伝わる映像、 印象に残って、「あの曲はなんてタイトル?」とか「もう一度見たい!」と思わせる映像が自分にとっての理想なんだな、そういうものを作っていきたいな と、新年に思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.01.05 22:58:40
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