結婚式のダメ業者、どうやって見分ければいい?
結婚式の1日、何度も見たくなる映像で残すお手伝い結婚式の記録ブルーレイ、DVD、ビデオ撮影 Wedding Kiss です。お問い合わせはこちら。前回からの続きです。問題のダメ業者の概要は、~~~~~楽しかった結婚式、披露宴を無事済ませて、帰宅後に披露宴のラストに上映したエンドロールのDVDを見たら、花嫁側のゲスト名、メッセージが全く出てこなかった、そのことを業者に伝えると不誠実な対応をされた。〉業者の言い分は〉「わたしも焦っていた」〉「ギリギリまで入れたくなっちゃうタイプなので…(両親への記念品を渡すあたりまで)」〉「ゲストへの個別のメッセージはおすすめしていない。動画もメッセージもとなると、二兎を追う者は一兎をも得ず状態で非常に残念な映像になる」花嫁は消費者センターへの通報し、その後は少額訴訟の検討など色々と考えましたが、最終的にはこのようなダメ業者を相手にしても仕方がないと判断されて特に何もせずに諦めました。~~~~~このようなダメ業者に引っ掛からないようにする有効な手段はあるでしょうか?特に知恵袋の質問に出てくるダメ業者を見分ける方法があれば、こちらの質問をされた花嫁様の体験も無駄にせず、また同じ被害にあわないように自己防衛出来るようになると思います。特定出来ないこのダメ外注業者ですが、ヒントはいくつかあります。・料金が75,000円であること・外注エンドロールで両親への記念品贈呈までを収録しようとしていること外注のエンドロール製作をしている身として、この「両親へのプレゼント」までを収録しようとする考えはかなりリスクの高いものになります。私のところでは基本的には新郎中座までをお約束として、再入場後のシーンについては、進行予定や編集環境などいくつかの条件をクリア出来ない限り、収録のお約束はしておりません。おそらくこの業者は収録シーンの多さを他社との違いとしてアピールしているのだと思います、でもそこには「違いだけ」をアピールしていて準備や条件などの対応策は無いということになりますね。知恵袋の質問に出てくるこのダメ業者を避ける方策として、情報はこの二つしかありませんが、「両親へのプレゼント」までの収録をうたっている業者の場合、そこまで収録する場合の条件などを提示して来るか、来ないかは判断材料になるかと思います。・編集場所はどこになるか?・進行予定はどのような流れになっているか?少なくともこの二つを確認せず、条件として「この環境でないと難しい」などの相談もせずに、「うちのエンドロールはすごいですよ、他の業者と違って両親へのプレゼントまで収録しますよ!」という対応だった場合は、ほぼアウトです。そのような「裏付け無しのセールスアピール」はエンドロールとしては無責任であり、「焦っていた」などの無責任な言い訳に直結していると判断して良いでしょう。繰り返しますが、「外注の撮って出しエンドロールの製作」は各種の条件が揃わないと難しいのです、そしてそれらを相談も確認もせずに収録シーンを増やすことは非常にリスクがあること、を皆様にも覚えていてほしいと思います。「このシーンまではお約束出来ますが、それ以降は条件次第」、普通はこの言葉が返ってくると考えて良いと思います。言い方として、「状況次第」という業者がいると思いますが、個人的には「条件次第」を優先しますね、もちろん「条件と状況次第」が最も適した言葉だと思います、条件が揃わないと出来るものも出来ないと強調します。では本題です、ネット上の沢山の業者からダメ業者を見分ける方法はあるでしょうか?料金の相場やHPの宣伝文句はもちろん、悲しいことに実績や利用者の感想すらアテには出来ないかもしれません。でもどうしてもこのような酷いエンドロール業者を見極める必要がありますから、なんとか思いついたものが以下の通りです。1.まず上記のヤフー知恵袋の質問の概要をエンドロール業者に伝える。万一ドンピシャでこの質問に出てくる業者だった場合は、あなたの問い合わせは無視するなど、相手側から避けてくれると思います(^^;。いくらなんでもこの酷い失敗&その後の対応の話をされて、平気な顔して返事してくるようなことは無いと思います、思いたいです。2.業者に見解を聞く。ちなみに質問回答の後日の撮影時にエンドロールの他業者と話す機会があり、このミスについてどう思うか聞いてみました。数人に尋ねましたが、どの人も一様に「新婦側だけ名前やメッセージが出ないという状況が分からない」と言う返事でした。私も同様に考えますが、ミスの結果はもちろん、原因、理由が全然掴めないのです、そういった失敗なのです。業者の見解が、「うちはそんなことありません。」など簡潔な言葉だけなら『 怪 し い 』と判断する。私や私が話を聞いたエンドロール業者のように、原因を想像し、「理由がわからない」、「こういうことが原因かも?」など、このようなミスに対してアレコレ考えた上での返事が来た場合は、かなり真面目と言いますか、エンドロール上映について真剣に考えていると見て良いかと思います。4.上記の業者の言い分「焦っていた~」などを聞かせて、言い分についての見解を尋ねる。3で書いたように、理由を検証してみたり、言い分についての見解がある業者はこのミスを自分の場合に置き換えて考えている筈です。この時に、「そういうこともありますよね。」みたいに「焦っていた」などの言葉に共感するか、気にしていないようでしたら、その業者も同様の無責任業者と判断してもOKだと思います。焦るのは焦るんですよ(笑)、でもそれが言い訳にならないのはまともな業者なら分かっている筈です。業者の良し悪しの判断になるほど、この「焦っていたから」はキーワードなのです。ミスの検証、ダメ業者の言い分への意見などである程度考え方が分かったら、具体的にどのような対応策が考えられるか?を尋ねてみる。この具体的な対応策が実際にどれくらい効果があるかは、お客様の立場からは良く分からないこともあるかも知れません。また前回書いたように他のトラブルなども起こりえますので、失敗がゼロになることはありませんが、『頭を使って考えているかどうか 』を見極めて欲しいと思います。定型文的に、「うちはそのような失敗、ミスはありません。」とか、「大丈夫です、お任せください。」くらいの返事しかない場合は、この時点でもその業者はやめた方が良さそうです。以上、1.~5.までがお客様が事前に出来る『 ダメエンドロール業者の見分け方 』となりますが、これらの言わば「面倒くさいやり取り」をちゃんと続けられるかも大事な見分け方のひとつだと思います。これら数回のやり取りでいい加減な印象があったり、ミスについて軽く考えているような節があった場合は、怪しいと判断しても良いかもしれません。結婚式だけではありませんが、ビデオ業者にとってミスや失敗の事例を聞かされたりしたら、それを自分の場合に置き換えて考えずにはいられない筈です、例え聞いただけの話でも本当に悪夢にうなされることがあるんですから(^^;。予備策として、上映失敗の場合の返金についても聞いておくと良いと思いますが、普通は突発的な、言わば突拍子もないことが理由だと思いますので、失敗理由を想定して返金について事前に決めるというのは難しいかもしれません、全額返金なのか、半額返金なのか、その違いはどこで線引きするのかなど事前に決めるのは難しいと思います、これは同業者として正直な気持ちです。業者にあれこれ質問する新郎新婦のお二人にとっても面倒な話かもしれませんが、知恵袋の花嫁さんのような嫌な思いをしたくないと考えるのであれば、僅かな判断材料とは言え、ある程度有効だと思って書いてみました。こちらの質問をされた花嫁さんは、本当に悔しい思いをされたと思います。ミス、失敗は起こりえますし、取り返せないとは言え、せめてその後の対応だけでももう少しまともな対応であって欲しかったと、第三者ではありますが同業者として悔しく、残念なことと思っています。また、この事例を自分の場合にも置き換えて、そのような失敗が無いように、万一ご満足頂けなかった場合の対応など、とても考えさせらる内容でした、私も改めて気をつけたいと思います。 もうひとつだけ。もし私が製作している撮って出しエンドロールで、編集中に「花嫁側だけ名前やメッセージが出ない」ことが分かり、時間内に修正出来ないとしたら・・・、その時は新郎側の名前とメッセージも出さないようにします。これが良い対応策とは思いませんが、少なくともゲストの皆様には違和感を残さない方策と判断します。もちろん、この場合はお金は頂けないでしょうね・・・、だって事前の準備の際に、お二人がメッセージに込めた思いが伝わってきていますから。最後になりましたが、ヤフー知恵袋のシステム上、解決後の質問者さんへのお返事が出来ない為、こちらのブログを見ていることは無いとは思いますが、丁寧なやり取りをして頂いたことに感謝致します、ありがとうございました。そして、当日の楽しかった思い出を胸に、これからお幸せにお過ごしください。この度はご結婚おめでとうございます!結婚式の業者、しっかり見究めましょうね♪__________________フリーでご結婚式&ご披露宴を撮影して21年目!撮影、編集、全て私が責任を持って担当します。ブライダル・ブルーレイ&DVDの製作は是非 Wedding Kiss へ! Wedding Kissではお奨めのBGMや選曲例、余興の体験談など結婚式に関する話題を募集しています。またご結婚式のブルーレイ・DVD撮影についてのご質問やお問い合わせは、mail@weddingkiss.jpTEL 0422-47-9623へお寄せ下さい、お待ちしております。Wedding Kiss