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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:その他
昨日から3連休、子供が寝た後はの~んびりと主人とテレビ見てました。
そして、「泣きながら、生きて」というドキュメンタリー番組が始まった。 これは、ひとりの中国人男性が文化大革命時代に教育を受けられず 成人してからもその影響で貧乏生活。 そこから脱出するために日本の大学で勉強したいという強い意志で 借金をして、妻子を上海に残し、 北海道の奥地の日本語学校にやってきたところから ドキュメンタリーが始まるのです。 内容はかなりかいつまんで書きますが 借金返済や妻子の生活費も捻出しなければならない男性は 勉強することを断念し、東京でがむしゃらに働き出すのです。 しかも、当初のビザはとっくに切れて不法滞在。 だから、中国に帰ると日本への再入国はできません。 そのため15年間、家族とも会えず日本でひとり働き続けるのです。 そのおかげで、一人娘はニューヨークの大学に入学し 産婦人科のお医者さんになるのです。 そして、男性はようやく日本を離れ、上海に帰るところまで取材されていました。 文化大革命という時代に生まれたために こういう人生を歩んだこの男性。 家族のために、家族と離れて必死に働く姿は 同情を誘うのではなく、尊敬に値すると思いました。 この男性が素晴らしいのは、絶対に愚痴を言わない。 きっと、映像にはならなかったひどいことがあったであろうと 想像できるのですが、ただただ、ひたすら堪えて働き続けたこと。 今の日本人が失くしているものを見せつけられた気がしました。 この番組の中で、娘さんが渡米するのに日本でトランジットして お父さんに会うシーンと、奥さんが娘さんに会いに渡米するのに 同じく日本でトランジットしてご主人に会うシーン。 家族の絆は、たとえ離れて暮らしても心が通じている事なんだと。 私の頭の中でいろんなことが交錯し ず~っと「泣きながら、見て」しまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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