先月、母と姉が来日した時に持って来てもらったもののひとつに「ピータン（皮蛋）」がありました。
關渡名産とありますが、「關渡宮」で有名なあの關渡です。
MRT淡水線の終点淡水駅より3つ手前の駅で、最近は野鳥公園も人気スポットになっていますね。
うちから近いこともあり、「ピータン（皮蛋）」は、いつもここに買いに行きます。
「ピータン（皮蛋）」というのは、アヒルの卵（鶏の卵のもののあり）に
アンモニアや石灰、籾殻などを加えて、タンパク変性を起こさせて作るそうです。
白身は黒色ゼリー状になっていて、それに松の枝のような模様が付いているものは、松花皮蛋といって、特に美味しいと言われています。
写真が光って、わかりづらいのですが、このピータンにはとても綺麗な松の枝模様があります。
外側の美しい見た目に反して、中の黄身はどす黒い緑色のペースト状で
見た目はちょっと・・・
その上、臭いがあるので（臭豆腐には及ばないから大丈夫！？）
決して食欲をそそるものではないと私は思っています。
それなのに、なぜか食べてしまいます・・・なんとも不思議な食べ物です。
中華料理の前菜などに登場することもあると思いますが
台湾では家庭料理の一品として、また酒の肴として食べることがあります。
我が家では特に夏場、このピータン（皮蛋）を使ったピータン豆腐が食べたくなります。
豆腐とピータン、それに醤油膏（甘辛とろみ醤油）、肉鬆、香菜などをぐちゃぐちゃに混ぜて食べます。
見た目が汚いので、写真は省略。(^^ゞ
私も今となっては美味しいと思って食べていますが、
１６年前に初めて食べた時は、こんな食感は気持ち悪いと思ったものの
台湾の家族に気に入られようと、我慢しながら食べたんですよね～
それも今となっては笑い話。
