日本が敗戦した日
各地で帰省ラッシュの交通渋滞のようですね。うちは例年の如く、主人が仕事なので、普段どおりの生活です。日本でお盆というと、8/13の迎え火から8/15か16の送り火をさしますが、これって、案外最近のことだったのですね。明治より以前は、台湾と同じく旧暦の7/15だったようで行事のあれこれをたどってみると、台湾と日本、中国や韓国・朝鮮など文化習慣の共通点がたくさんあって、興味深いです。そして、8/15は日本の終戦記念日。新聞やテレビのニュース、ドキュメンタリー番組やドラマなどありとあらゆるメディアで、この日のことが取り上げられています。恥ずかしい話ですが、うちの娘は「今日って、終戦記念日なの?」と言うのでびっくりしてしまった私です。(^^ゞ学校で何も習っていないのか?それとも頭に残っていなかったのか?そもそも家庭の教育がなっていなかったのか・・・こんな子どもが増えてしまったら、また戦争が起こるのではないかと空恐ろしくなりました。しっかり、教えていかないといけません。この8/15について、ある論評には、終戦記念日ではなく、敗戦の日とするべきというのがありました。実際にポツダム宣言を受託した日をもって、終戦と言えるとも書いてありました。なるほどなと思いつつ、台湾ではどうなんだろう。それまで日本人教育をされていたので、敗戦と捉えた人もいたようですが日本の植民地支配が終わり、中華民国に戻りその結果、国民党が台湾を統治することになりました。正式には10/25にその式典が行われたので、10/25を光復節としています。しかし、これによって、もともと台湾に住んでいた人にとっては、「犬去りて豚来る」という事態になりのちの二・二八事件が引き起こされるのです。ありふれた言葉ですが・・・今の平和な時代からは、想像もできないことですが不幸な歴史を繰り返さないためにも、事実をきちんと知り、伝えることが大切だと思います。合掌