ワタシと夫と赤ちゃんと・・・

義母との過去＜１＞の続きです。


私が夫の実家へ遊びに行かず、夫ばかりが私の実家へ遊びにきていると言うことで、
すごくご機嫌斜めになった義母。

その怒りの矛先は、なぜかウチの母に。

私でもなく、夫でもなく、ウチの母に矛先が向いてしまったのは
本当になぜなのか、本当に訳が分かりませんでした。


義母は、近くのスーパーでパートの仕事をしていました。
ウチの実家もそのスーパーから近いので、
母はいつもそのスーパーで客として買い物をしていたのです。

そしてたまに義母に会い、挨拶をしていたそうなのですが。

突然義母は、スーパーで母に会っても無視をするようになったそうです。
最初は勘違いかな？と思っていた母でしたが、
それが段々と、しかもあからさまに無視をするようになったそうなんです。
すれ違っても、目が合っても、睨みつけられたそうなんです。

もちろん意味がわからない母は、私にそのことを相談してきました。
しかし、どうして母にそんな事をするのか不思議だった私は、
とりあえずその事を夫に話してみましたが、
もちろん夫だって意味がわかりません。

夫から義母にそのことについて聞いてもらったりもしましたが、
義母は「そんな、無視なんてする訳がないじゃないか！」と言うだけだったそうです。

しかし、母が嘘をつくはずもありません。
義母が母を無視して睨みつけていた事は、まぎれもない事実なのです。

その“義母が母を無視する行為”は、その後もしばらく続いたそうです。
もう母は、知らないふりをして気にしていませんでしたが。


・・・のちに分かった事ですが、
義母は、夫を「こうなの家族に盗られた！」と思っていたみたいです。
全然家に帰ってこなくなった息子。
ずっと、彼女（こうな）の実家に入り浸っている訳で。
こうなの家族に、特に私の母に、夫を盗られたと思っていたようです。


こんなことがあってから、私は義母に対して、
「本当に被害妄想が激しく、性格がひねくれ曲がり、頭もだいぶ痛い・・・。」
と、心の底から手が付けられない、どうしようもない人という印象しかなくなりました。



さて。

それから数ヶ月後、私達は少ないながらもだいぶ貯金も貯まり、
何件かモデルハウスを見学に行ったり、ホームメーカーの検討を始めたりと、
着々と結婚＆マイホームに向けて動き始めていました。

もちろんその事は、双方の両親も公認のことです。
事実、何か決まる度に、双方の親には報告していました。


しばらくして、土地とホームメーカーが決まった頃、
私と夫は突然義母に呼ばれました。
嫌な予感を感じながらも夫の実家に行くと、義母はこんなことを言い出したのです。

「いつまで（結婚を）待たせる気？もう、お金を用意しておいたから、家を建てるのにでも遣いなさい。」

・・・・もう、話が突然すぎて、その場で暴れてやろうと思ったくらいです。
もう土地も決まり、ホームメーカーも決まり、あとはこれから家を建てるだけだと言ってあったのに、
なにを見当違いも甚だしいことを言っているのか！！
もうこれから家を建て始めると、つい最近に説明したばかりなのに。

しかし義母は、いつものように私達の話など聞く耳を持たず、無理矢理にお金を押しつけてきました。
￥２００万ありました。
もちろん、
「そんなお金はいらない。もう貯金もある。」
と何度も断りましたが、そんなの無駄です。

何度断っても無理なので、私はひとまず、そのお金を受け取ることにしました。

「何かあったら、すぐに返せばいい・・・」

そんな安易な気持ちでした。

しかし、そんな事などできるはずもなく。
貰っておいて、今更「返します」なんて、
親子の縁を切る時くらいなものですもんね・・・。

その時ちゃんとその事に気付いていれば、、、

とは、後の祭りです。



・・・それから数ヶ月後。
家は建ち始め、私達は家財道具などの購入や結婚式の準備に追われていました。
（ちなみに、結婚式はしなくてもいいと言ったのですが、ウチの両親と夫の両親の意向で、しなくてはいけなくなったのです）

もちろん、義母から貰ったお金に手は付けていません。

そして。
しばらくして、結婚式の最終打ち合わせがありました。
それまでは、全部私達で準備を進めていたので、両親が式場に行くのは初めて。
両家の両親、新郎新婦が揃い、引出物などの打ち合わせをする為に式場に集まったのでしたが。

義母は、ずっとムスッ面白くない顔をして、
うつむいたまま、何を言われても口も開こうとしませんでした。

せっかくの結婚式の打ち合わせが台無しになったのは言うまでもありません。

義母のお陰で、私達は全員気分を悪くして帰宅したのでした。




・・・またまた長くなりました
＜３＞へ続きます。