その昔、我が家には笹の竹やぶがありました。
枯れた古井戸もあり、薄暗くて、よくかくれんぼして遊んでいました。
七夕の前には、幼稚園や学校からも笹を下さいと来られていました。
小学6年のとき祖父が他界して、土地の一部を叔父(父の弟)に分与し、
当時の屋敷は老朽化のため中学2年のころにほぼ同じ場所に建て直しました。
竹やぶだったところの一部には、現在叔父一家の家が建っています。
しかし根は残っているようで、あちらこちらから笹の芽が出てきます。
今のところまだ昔ほど大きく伸びてはいないのですが。
昨年5月のある日、母が笹の赤ちゃんを切ってきました。
果たしてこれは食べられるのだろうか、と言いながら・・
さっそく試してみると、アクは強いですがしっかりとアク抜きすれば、
食べられないことはありません。実験の結果、筋張ったところと
食べられるところの見極めと、アク抜きがポイントだと学びました。
味噌炒めにしたり、バーベキューで焼いたりして食べていました。
今日庭を見ましたら、今年も小さいのが出ていました。
むいてむいて、ごま油で味噌炒め。
特に美味しいわけではありませんが、旬モノである楽しみと、
珍しさがおもしろいといったところでしょうか。
食べられない部分で、お箸と箸置きを作りました。
笹のお箸、使いにくそうと思ったら、意外に普通に使えました