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前記事、「母校を訪ねて」よりの続きです
2時限目は世界史。この先生もご勇退され、サニーは習ってはいませんが、 お顔は覚えています。昨年も模擬授業をして下さいました。授業はいきなり 「1937年に何が起こったか?」で、突然生徒を指されるところからスタート。 答えは「盧溝橋事件」なのですが、もうひとつは何か?先生の生まれ年でした。 70歳。「人生古来稀なり」に始まり、ダイジェスト版世界史を語っていただきました。 3時限目は物理。この先生はまだ63歳の現役で、昨年も模擬授業をされました。 サニーは習っていませんが、「厳しい」と有名な先生でした。しかし大人になって 同窓会活動で接すると、さまざまな会合に率先して出て来て下さる、とても教え子 思いの面倒見の良い先生なのです 授業は、最近落下事故が多いので「落下運動」と、交通事故が多いので「仕事と エネルギー」。公式の書かれたプリントが配られると、誰もが「もう忘れた~」 と思ったのですが、意外にもこれが一番面白くとても盛り上がった授業です 落下運動は、物体が静止状態から重力だけの力で鉛直方向に落下する「自由落下」 からスタート。昔の忍者は井戸等に入るとき、石を落としてから水面に到達するまで の時間で深さを測ったそうです。「水平投射」は水平方向に力を加えたもの。これが 自由落下する物体と鉛直方向に落ちる速度が同じであることを、実験装置を使って 証明します。
バーの右端から球が「自由落下」、同時に左端から水平投射。 100分の1秒ずれるとぶつからないそうですが、結果は見事一発で空中衝突 これでみんな、興味津々 「鉛直投射」は、ボールを真上に投げ上げると、ある地点で速度がゼロになり そこから「自由落下」開始。投げ上げた速度と同じ速度で落ちてくる運動。 ピストルを真上に打ち上げると、やがて打ち上げた速度で頭に落ちてくる
「モンキーハンティング」は、野球のホームランのような放物線を描く球と、 もし重力がなければ行き着くはずの地点から自由落下させた球とが、空中衝突 する実験。1回目、惜しかったのですが少しずれました。微妙な摩擦等が 邪魔したようで、油分を拭き取り再度挑戦、見事命中 大盛り上がりで 拍手が沸き起こりました
「仕事とエネルギー」では公式を使って交通事故とスピードの怖さを証明。 時速50キロと時速100キロでは、衝突の衝撃が4倍になる。高速道路で 逆行して時速100キロ同士の車がぶつかると、その衝撃は16倍になる、等。 とても解りやすく面白かったです。「今はなるほどと思っても、当時は 公式を見るだけでイヤな人も多かったはず」 こんなに楽しい授業なら、 物理嫌いが減ると思いました 「モンキーハンティング」 地元新聞社から取材に来ていて、翌日載せていただきました。 サニーは後ろで椅子に立って写真を撮っています
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