祖谷渓をドライブしながら朝もやがだんだんと晴れて、サニーのプチ家出日和に
変わってゆく様は、何とも美しいものでした 東と西で陽の当たり具合が違うため、
くねくね道では様々な表情が楽しめました。前記事に書きそびれましたが、
小便小僧の近くを走っているとき、お猿さんが目の前を横切って歓迎してくれました
そして、到着したのは・・
碑の向こうが「かずら橋」
四国でサニーが「絶対行きたい!第2位」で、ここを拠点のひとつにルートを組んだのです。
かずら橋は日本三大奇橋のひとつで、シラクチカズラを焦がして編んだつり橋です。
橋の高さは川の水面から14m、長さ45m、幅2m。国の重要有形民族文化財で、
3年ごとに架けかえられています。以前、愛媛のブログお仲間のお姉さまmarimari★さんが
ご紹介されていて、いつか絶対行きたいと思っていました。
プチ家出四国編の数日前に、アラカルトさんのお嬢さま情報で「やがて かずら橋は
なくなってしまう」ということを知りました。アラカルトさん、ありがとうございました
かずら橋は一方通行になっているので、駐車場から上の画像の碑のあるコンクリート橋を
渡って、渡り口へ行きます。渡るだけで500円ですが、これもメンテのためです
かずらの太さにまず感銘を受けました。
編むの、大変そう もちろん今は、ワイヤーで補強されてはいるのですが・・
このかずら橋の辺りには、源平合戦で敗れた平家の落ち武者が逃げこんでいたそうで、
敵が攻めてきたときにいつでも橋を切り落とせるように“かずら”で橋を造ったそうです。
まだ午前8時なので、あまり人がいなくていいです
渡し板同士の間がかなり空いていて、これをサニーは是非とも渡りたかったのです
以前、このプチ家出は「高いところ三昧」と予告しましたが、その第2弾です。
身体ごと川ポチャはないでしょうが、女性なら、踏み外せば片足太ももまではズッポリでしょう
渡るとギシギシと揺れて、ワクワク 楽しい ここで、還暦ぐらいの男性とお話しました。
岐阜から、何度もこのかずら橋に来られているそうです。かずら橋がもうじきなくなってしまうことは
ご存じないような反応でしたが、“かずら”が手に入らないのでしょうね、と原因はお見通しでした。
念願のかずら橋を渡れて、大満足です
ここから徒歩1分くらいで、琵琶の滝があります。
途中にあった焼き鮎・あめご まだ半生です。。
現地の案内板より
【琵琶の滝の由来
源平の戦いに屋島で敗れた平国盛が安徳天皇を奉じ祖谷に潜入し、この地に土着したという
ことは古来史実としてみられ現在では学問的に研究せられ全国的に数多い平家伝説の一つに
かぞえられている。その落人達が昔日の古都の生活をしのびながら滝下で琵琶をかなで
つれづれを慰め合ったと伝えられている。】
そう思って見ると、何だかもの悲しく見えてきます。
ここで終わってはもったいないです
この、滝つぼの水が川へと流れ込む下へと、降りていきます。
上が琵琶の滝 ここは滝つぼの下
このような景色を眼前にできます↑
そして、かずら橋の下を流れる清流は、こんなに澄んでいます↓
見上げれば・・
反対側は・・
2つ上の画像が一番判りやすいですが、この辺りは“緑泥片岩”という
青緑色の石がゴロゴロしています。庭石に珍重されていますが、
この一帯からの勝手な持ち出しは、現在は規制されています。
と、先ほどの還暦ぐらいの男性が教えて下さいました
~続く~