「ありがとうセレモニー」
スタンドに、サイン入りカラーボールを投げるロッソ全選手たち
「来季からJ2です。おめでとうございます」
昨日午後4時35分、市役所に設置された特設会見会場に入った1本の電話。
東京で開催されたJリーグ臨時理事会にて、JFLロッソ熊本の、来季J2参入が
正式に承認されました。ロッソ熊本発足当時からの目標、「3年でJ」を、実現しました
先日ロッソ熊本の今季JFL3位以内が確定、Jリーグ参入条件の「上位4位以内」を満たし、
今季3試合を残すものの、J参入をほぼ確実のものとしました。ところが、その後2試合は
続けてドロー 今季最後の試合の一昨日、日曜はホームゲーム。
何としても白星を挙げてほしいと、祈る気持ちで応援に出かけました。
対、佐川印刷SC戦。前半早々に先制点を奪われ、どうも動きがよくありません。
しかし前半終了間際に1点を返し、1-1の同点で折り返した後半は得点ラッシュ。
ものすごい盛り上がりの中、5-1になり、その後、2点奪われ5-3。
終了間際に我らがエース・高橋選手が見事PKを決め、6-3で試合終了
高橋選手は、JFL得点ランキングで1位を独走していましたが、ロッソが
スランプに陥ってから、今季1位の佐川急便・御給選手に抜かれていました。
ゴール差は「4」。この最後の試合で4シュート決めれば追いつきます。
正直言って、4点は厳しいと思っていました。 高橋選手、ゴメンナサイ
でも・・ 決めてくれました 2、4、5、6点目を、決めてくれました
ライバル、佐川急便・御給選手も1ゴールしたため、今季のランキングでは
惜しくも2位となりました。34試合で御給選手は30ゴール、高橋選手は
29ゴールでした。1、3点目は、熊本出身でJリーグでも活躍経験のある
小森田選手が決めてくれました。シュートを決めるのは実力の問題以外に
ポジションの問題もあり、選手みんなのチームワークによるものですが、
こういったランキングで選手たちが鼓舞されることは良いことだと思います
*選手のリンク先(ロッソ熊本公式ホームページ)では動画が見られます。
試合終了後、今季最後だったので、セレモニーがありました。
ロッソの運営会社社長、監督、キャプテン熊谷選手の挨拶の後、
選手たちがスタンドにサイン入りのカラーボールを投げて回ったり、
スタンドからはテープが投げられたり、お祝いムード一色でした
6,139名の応援団の皆さん、お疲れさまでした
「熊本にJリーグチームを!」の県民運動が始まるずっと前から、
チームが立ち上がる前から、裏舞台を見てきて応援していました。
最後はもう感激して、涙、涙でした この日は絶対泣くって解っていました
昨夜は料亭で財界人と会食。ロッソJ2参入は地元紙が号外を出しました。18:05に刷りあがった
ばかりの号外を、18:30開始の会食に全員のお席に並べてありました。新聞社から料亭まで
車で20分ほどの距離でしょうか。会食のメンバーのお一人が、頭を下げて回ってスポンサー集めに
ご尽力されたお陰で出来た「ロッソ熊本」。私もそのお姿を見て共鳴し、応援し始めました。
当時は、周りから「熊本にJチームなんて出来るわけがない。もっと他のことに力を注いだら?」
と苦言を呈されることも多々ありました。それでも粘って粘って・・ やっと出来たチームなのです。
もちろん、選手たちの努力あってこそのロッソではありますが、影にはこのような協力者がいて、
そのお陰で「J2参入」を実現することが出来ました。水面下の努力があるのです。
これから、運営資金やユニフォームスポンサーの問題(現在酒造メーカーなので
変更しなくてはならない)など、課題は山積み。J2で、どこまで戦っていけるのかも
解りませんが、これからも応援していきます。
おめでとう、ロッソ熊本
画像はたくさん撮りましたが、編集がとても追いつかないです