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カテゴリ:あおぞら劇場
熊本県立美術館で開催された『世界遺産 ナスカ展』に行ってきました。 隣りは熊本城横の「二の丸公園」。 暖かい時期はご家族連れや、桜の頃にはお花見客でも大賑わいです
訪れた日曜は最終日。期間中4万人を突破したのが前日の土曜で テレビニュースでも取り上げられ、とにかくものすごい人 サニーは先日の新春交礼会でいただいたご招待券を使いました 入口では主催テレビ局の知人2人がチケットもぎりをしており、 館内でも数名の知人と顔を合わせ、駆け込みなのは皆、同じでした
ナスカの地上絵は20世紀に発見されて以来、エジプトのピラミッド等の 「世界の7不思議」に次いで、「世界8番目の不思議」と言われています。 宇宙人説、天文学説、儀式説など諸説ある中、未だ決定的な根拠がなく、 地上絵の目的は解明されていません。現在は「儀式説」が有力とのことです。
以下は、ナスカ展のご案内より一部引用です。 【(前略)ナスカ文化は紀元前100年頃から紀元700年頃に、現在のペルー共和国の 南海岸地方に栄えました。「ナスカの地上絵」として世界中に知られる数々の 巨大図像もまた、このナスカ文化の栄えた頃に描かれたといわれています。 ナスカの地上絵とともにナスカ文化そのものも多くの謎に包まれています。 不思議な図像の描かれた多彩食の土器や、精巧な技術と様々な色を使って 織り上げた織物、外科手術跡が残るミイラなどが、遺跡から多数出土しています。(後略)】
古代ナスカの人びとの生活に密接な出土品などが展示されており、 日本の縄文時代や古代エジプトの出土品と、頭の中で比べながら見ました
ナスカの地上絵はどれもスケールが大きく、 上空から見ないと全体像を把握するのは不可能です 地上絵は、パンパと呼ばれる大平原の表面を覆う黒い石を除けて、 白い地表をあらわにして描いたもの。 この黒い石と白い表面の一部をガラスで覆って展示してあり、その前方には パネルに描かれた地上絵が続いています。この、ガラスの上に乗ってよいのです 「地上絵の上を、歩いてみましょう」 粋な展示です。もちろん、乗ってみました バーチャル画像のスクリーンでの地上絵ツアーも、解りやすく興味深かったです。
一番人だかりがしていたのは、「ミイラ」の展示と3分間のスクリーンにての説明。 推定6歳・ナスカ後期の子どものミイラは、保存状態が良く眼球まで残っています。 おそらく、冬季に冷凍に近い乾燥した状態で保存されたのではないかとのことです。 他にも、外科手術の痕が残っている頭蓋骨も多数ありました。
最後に、来館した小学生たちが画用紙に描いた「地上絵」を展示してありました。 人のお顔や動物あり、本人でないと判別つかないものあり・・と様々です。 あなたなら、どんな地上絵を描きますか
やっとのことで見終わると、ミュージアムショップがあります。 今回は、サニーにしては珍しくいろいろと買ってしまいました ↑ペルーの楽器等も売っていました。
展覧会でほとんど毎回買うのは「葉書」です。 ↑左:葉書セットのホルダー 右:ナスカの地上絵、「コンドル」 ↑左:「イヌ」 右:「クモ」 ↑上:「クジラ」(背景は肌色) 左:「ハチドリ」 右:「サル」
↑「クモ」の地上絵のクリアファイル。淡いお色味が気に入りました。 左上の黒いものは、ナスカ平原の近くの川原の石に、地上絵の柄を刻んだもの。 そしてこれ↓は・・
オカリナです 「観賞用として、楽器としてお使い下さい」 帰宅して、早速吹いてみました。 高音が少しズレますが、一応ちゃんと鳴ります ほとんど観賞用になるかと思いますが・・
一目惚れしたのはコレ↓です
↑ポーチ 大・小 ↑裏面
↑留め具の木彫りも、それぞれ違います。 小さい方は、ちょうど携帯電話が入るサイズ。 サニーはクリスマスプレゼントにいただいたばかりのデジカメ(赤)のケースがなくて 以前のデジカメのケースをそのまま使用していましたが、大きさがピッタリなので これを新デジカメちゃん用にすることにしました(以前のデジカメも健在ですので・・) 大きい方は、このときに使用するつもりで買いました。 今年は当番期で大変ですが、これ提げて、暴れます
ナスカ展、古代ペルーの世界にすっかり引き込まれました。 この古代からの謎めいた贈り物が、昨今は車の轍や道路などにより、 見難く侵食されているとのこと。失ってはならない素晴らしい遺産を、 良識ある人びとの手で守りつづけて欲しいものです。 『ナスカ展』、皆さんのお近くで開催される折には、ぜひ足をお運び下さい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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