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会員である「NPO法人 九州救助犬協会」について あおぞら航空では何度かご紹介しています。 最近知り合ったお仲間さんはご存知ないかと思いますので、 この機会に改めて簡単にご説明いたします。
この協会は平成15年8月にNPO法人として認可され、 翌16年4月より実動を開始しました。 人吉と熊本に救助犬の訓練所をおき 有事に備えてひたすら救助犬の育成に努め、 その結果60数頭確保するまでにいたりました。 今年3月末には熊本県知事との間で出動時の取り決めを定め、 調印式を行いました。
数年前の熊本県南部・水俣市の土砂災害の際に 九州には救助犬が居らず、関西地区等に応援を要請、 その教訓から救助犬の必要性を感じた地元財界人有志が 熊本を拠点に立ち上げた協会です。
その後、これまで九州地区では大きな災害がなかったので 災害現場での救助犬の出番はありませんでしたが、 認知症者の発見、行方不明の登山者の捜索などに活躍、 先般は宮崎県警の警察犬が探し出せず出動要請を受けた 全国指名手配犯の発見に至り、逮捕にこぎつけたのみならず 冬の寒い山中だったため犯人は衰弱していて、人命救助にも 一役買って、宮崎県警察本部長より感謝状をいただきました。
このたびは、先月の山口県防府市の土石流での 行方不明者捜索への応援要請があり、すぐさま出動しました。 当協会の犬が、3遺体を発見しました。 ご冥福をお祈りいたします。
今朝、防府市長ご本人様が当協会に 感謝状をお持ち下さいました。 復興でたいへんな中にはるばるお越しいただき恐縮です。 被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、 一日も早い復興をお祈りいたします。
「救助犬」の出動の必要のない 平穏な生活が一番です。 しかし人間は自然には勝てません。 また、物騒な世の中、 いついかなる犯罪が起きるかもわからない日々です。 「備えあれば憂いなし」 訓練士たちも犬たちも、 いつ訪れるかわからない“もしも”のために 日々訓練を積んで努力しています。 救助犬は、捜索力が劣ってはならないため 定期的に「資格」認定の試験を受け続けます。 一刻も早く要請現場に駆けつけるため 救助犬がヘリコプターを怖がらないよう、 ヘリに乗せる訓練も行っています。 設立当初、訓練場については川辺川流域だったため 国土交通省ともなかなか折り合いがつかず、 熊本の国会議員さんにお願いして 一肌脱いでいただいたのでした。
ひとりでも多くの方々にこの活動を知っていただきたく、 急きょ記事にいたしました。
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