『SLやまぐち号』 今季初乗車! ~後編~
曇り&小雨の中、『SLやまぐち号』は元気に走ります。仁保駅に、5分間停車します。ここから先、25/1000という急勾配となるため列車の威力を最大にするための準備をするのです。ぶぉ~ん!と上がる黒煙は、↓(数秒後の画像)すぐに風に流されます。『SLやまぐち号』は新山口→津和野で約10トンの水と1トンの石炭を使います。その半分近くをこの急勾配で使い切ります。思わず「頑張って~!!!」と叫びたくなる位にえっちらおっちら、ゆっくり必死に登って行きます。トンネルも続きます。↓山口線で一番長いトンネル、田代トンネルに入りました。↑田代トンネルを出ました。1,897メートルを4分間で通過します。通過前には、あらかじめお気に入りスポットへ移動します。最後尾の展望ラウンジが、ガラス越しでなくオープンになっているのです。↓昨年のお盆に乗車した際の画像です。煙が、すごいです。当然、誰もいなくなるので独り占めして満喫出来ます。コンタクトレンズを入れているので、目を細めないと危険ですし、メモパッドにもたくさんの黒い点点が付きますが、それがまた楽しいのです。 ちなみに、山口線で2番目に長いトンネルは白井トンネル。1,555メートルで、このトンネルの中で山口県と島根県の県境を通過します。 ↓津和野駅に着きました。↓転車台へ、転ばないように走ります(昨年末転んで怪我した・・)。炭水車の水タンク容量が17トンなので、津和野でお水を飲みます。 いつもお邪魔している食堂のお母さん達に会いに行って、ひと休み。その後、客車と機関車の連結作業を見守りに出動します。連結したら、入線しなおしてきます。さぁ、サニーもホームへと急ぎましょう。↑サニーの席↓以下3枚ともに仁保駅あたりの画像です。新山口→津和野では、停まってしまうのではないかと思うほどに何とか必死に登り切った急勾配も、下るときは「だ、大丈夫かぁ~?」と恐ろしくビュンビュン下りて行きます。日帰りで往復すると、同じ日に数時間違いで“体感”出来るのでその違いがよ~くわかりますよ全身で楽しめた『SLやまぐち号』でした