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テーマ:ひとり言・・?(17621)
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「死亡時の画像診断(Ai) 見逃した死因 明らかに 人が亡くなった時、本当の死亡原因というのは、病気の経過や外見からでは意外とわからないものだという。診断の適否や治療の効果、死因をはっきりさせるために、遺体をCT(コンピューター断層撮影法)撮影して調べる取り組みが注目されている。遺族側にとっては、画像を基に納得のいく説明が受けられ、「医療事故か」という疑いの検証や事件の解明に役立つほか、死に至る病態の研究によって治療法の開発へつながる期待もある。(田村良彦)・・・ 患者の死亡後に画像検査を行うことは、オートプシー・イメージング(検死の画像検査)と呼ばれ、英語の頭文字を取ってAi(エーアイ)と略される。・・・ 千葉大学法医学教授の岩瀬博太郎さんが2004年1月、変死体の検視に試験的にCT検査を用いたところ、警察で頭部外傷とされていた死因が実は肝臓の損傷だったり、逆に胸部損傷とされていたのが頭部出血だったりと、20例中4例で、本当の死因が警察の判断と異なっていた。岩瀬さんは「骨折や内臓破裂があっても、体表面に表れないことは珍しくない」と話す。・・・ 本来、死因の確定には解剖が欠かせない。しかし、事件以外の理由で、解剖を行うには遺族の同意が必要なうえ、解剖医の数も足りない。解剖結果がまとまるまでに、数か月もかかることがある。 画像検査には、〈1〉遺体を傷つけないため遺族の抵抗感が少ない〈2〉短時間で済み、遺族は即時に説明を受けることができる〈3〉解剖が必要な患者や部位を絞り込むことができる--といった長所がある。 ただし、限界もある。たとえば薬物で死亡しても、画像には映らない。CTだけで死因がわかるのは、死者全体の約3割とされる。・・・ 遺体の撮影は保険診療の対象にならないため、費用は基本的に施設側の負担だ。「国による助成を」と、海堂さんらは訴えている」
日本の医学は、法医学者の間では「生者は最先端、死者は江戸時代」と言われるのですね。江戸時代の外見と触診だでの検死。変死体の解剖率が1割にも満たないというのも問題ですよね。画像診断の導入で、真実を少しでも明らかに写してもらいたいですよね。
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Last updated
Mar 18, 2008 03:33:59 AM
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