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Apr 18, 2008
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カテゴリ:大宇宙

jaxaのホームページに掲載されていました。

「300年前に眠りから覚めた天の川銀河中心のブラックホール

われわれの銀河中心にあるブラックホールが300年ほど前に大爆発を起こしたことを、日本の研究チームが日米欧のX線天文衛星のデータを用いて明らかにしました。

この発見は、われわれの天の川銀河中心のブラックホールがなぜこんなに静かなのかという長年の謎に解決の糸口を与えるものです。天の川銀河中心のブラックホールである「いて座A*(Aスターと読みます)」は、太陽の400万倍もの質量を持つモンスターであることが知られていますが、その周囲から放出されているエネルギーは他の銀河の中心にあるブラックホールに比べて10億分の1と、極めて低いレベルにあります。

研究チームリーダーである京都大学の乾達也氏の話:『我々は銀河中心のブラックホールがなぜ眠れる巨人のように見えるのか、長い間不思議に思ってきました。しかし今、そのブラックホールが過去には現在と比較にならないほど明るかったことがはっきりしたのです。たぶん、いまは大爆発のあとで、ちょっとお休みしているのでしょう。』・・・

『銀河中心のブラックホールは300年前には現在に比べて100万倍も明るかったのです。それは信じられないほどの巨大フレアだったにちがいありません。』・・・

地球から銀河中心までの距離はおよそ2万6千光年です。このことは、われわれは今から2万6千年前のできごとを見ていることを意味します。

天文学者は「いて座A*」の活動性がこれほどまでに変化する理由を完全に理解しているわけではありません。

数百年前に銀河中心の近くで起きた超新星爆発が、周囲のガスをはき集めて銀河中心のブラックホールに供給し、これがブラックホールを眠りから目覚めさせ、巨大な爆発を引き起こすきっかけになった可能性があると小山教授は指摘しています」

 

銀河の中心ブラックホールは太陽の400万倍の質量!とは想像を絶しています。でも他の銀河に比べますと10億分の1のレベルしかなかった謎が今回明らかになり、300年前には現在の100万倍の明るさだったことが分かったのですね。

普段の生活にとって太陽と月さえきちんと運行していればいいと感じですが、時には銀河の中心ブラックホールのことも考えることは大事なことかもしれませんよね。

地球の自転や公転で、昼、夜や季節の変化がありますが、「太陽系」が中心ブラックホールのまわりを回って行きますと、何か変化があるのでしょうか。

宇宙はまだまだ謎だらけなのですね。これからの人類の着実な進歩に期待したいですね。

射手座Aのブラックホールのアニメ動画はこちらです。






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Last updated  Apr 20, 2008 11:14:39 PM
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