Law & Order: S.V.U. #18 Chat Room
インターネットによる子供たちへの性犯罪の脅威と「小児性愛者」がテーマで、これが放送された時期(2000年4月)を考えると、Cautionary Tale(訓話)的なエピソードだったかな、という印象です。このエピソードのために、ステイブラーに娘がいるという設定したのかと思うほど。年少者のレイプ事件かと調べ始めたら、チャットルームに現れる「おじさん(ヨットマン)」の存在が明らかになった。そのおじさんの影にはインターネットを巧妙に利用してエロ画像やオークションなどの商売をしている連中がいるようだ。しかしこのバーチャルの世界ではレイプ、淫行などの直接的な犯罪を立証するのが非常に難しい。ということで、チャットのおとり捜査でつり上げた一人の小児性愛者から、さらに「同好の士」を根こそぎキャッチすることにするSVUでした。単独では立件できないとなると、あれこれ検察と取引する様子などを見ていると、さすがLaw & Orderのスピンオフだなという感じですね。明らかに犯罪を犯してれば罪に問うことも容易いけれど、「小児性愛者は病気」という認識だけで逮捕するのは難しいのでしょう。本当はこれから起こすかも知れない犯罪を予防することの方が大事なのかも知れませんね。実際、彼らが少女に対する妄想を語る様子はおぞましいし、寂しい少女たちの心の隙を埋めているのだという指摘と、インターネットの普及が犯罪の機会に拍車をかけているなど、事態は根が深く複雑です。「彼ら」が連帯しているという話も興味深かったですね。FBIも全国規模で対象者を把握しようとしていたようで、SVUとはケンカしてしまいましたが、この先またもめることになるのでしょうか?ところで、大学生のエロ商売やり手の青年(Mark Matkevich)ですが、特徴的なはっきりした目と鼻、誰だったかな~そう、「ドーソンズ・クリーク」の4シーズンで出てきたドゥルー、CSIマイアミの4シーズンにも出ていましたね。FOX CRIME Law & Order :性犯罪特捜班